J. Cole のおかげで Dr. Dre が Kendrick Lamar と契約できたことが明らかに
「コンプトン出身のヤバいガキがいる。絶対に契約した方がいい」by J. Cole
現代のラップシーンで最もリリカルなラッパーといえば、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)とJ. Cole(J・コール)の名がまず挙がるだろう。実はこの2人はお互いが駆け出しの頃からの仲で、2010年に行われたヒップホップデュオ U-N-Iのアルバムのリリースパーティで邂逅。この時、ほぼ無名のKendrickがステージでパフォーマンスを披露していたのだが、J. Coleはこれにひどく感銘を受けファンになったことを公言している。そして、この出会いから10年以上が経ったいま、J. Coleの1本の連絡でKendrickのメジャーデビューが決まったことが明らかになった。
というのもJ. ColeはKendrickと出会う前年、JAY-Z(ジェイ・Z)が設立したレーベル「Roc Nation(ロック ネイション)」の第1弾アーティストとして契約し、デビューアルバムの制作に取り掛かっていた。その最中、Dr. Dre(ドクター・ドレー)と出会い連絡を取り合う仲になり、Kendrickを発見してすぐに「コンプトン出身のヤバいガキがいる。絶対に契約した方がいい」と進言したという。Dr. Dreは過去にインタビューで「Kendrickの“Overly Dedicated”をYouTubeで観て一緒に仕事をしたいと思った」と話し、結果として自身のレーベル「Aftermath Entertainment(アフターマス・エンターテインメント)」にKendrickを引き込んでいるが、そもそもの出会いのきっかけはJ. Coleが手引きしていたのである。
この裏話は、カナダの人気インタビュアー/アーティスト Nardwuar(ナードウァー)の『YouTube』で語られているので、気になる方は上のプレーヤーから再生してみよう。