世界最大級のオンライン取引市場 StockX が世界各国のトレンド動向をまとめたレポートを発表
若い世代を中心にAir Jordan 1 Mid人気が世界的に高まっているとのこと

世界最大級のオンライン取引市場 StockX が世界各国のトレンド動向をまとめたレポートを発表
若い世代を中心にAir Jordan 1 Mid人気が世界的に高まっているとのこと
『HYPEBEAST』の読者にはおなじみのオンラインマーケットプレイス『StockX(ストックX)』より、世界各国のトレンド動向をまとめたレポートが到着したのでご紹介したい。
今や購入者数が650万人を突破し、世界最大級の取引市場となった『StockX』。スニーカーのリセール価格や市場動向などの情報を提供するデータサイト『CAMPLESS(キャンプレス)』を前身として誕生したこともあり、当初はスニーカーやストリートウェアを中心としていたが、次第にフィギュアやトレーディングカード、コミック、ゲームといった周辺カルチャーも取り扱うようになったことが成長の大きな要因に。以下にまとめた5カ国における取り引きの特徴にもそれが現れている。
※伸び率は2021年のQ2(4〜6月)とQ3(7〜9月)を比較した数字
日本:
・アメリカの老舗カードメーカー「Topps(トップス)」が2018年に発売した、MLB ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平のルーキーカードの価格が直近10カ月で約10倍に高騰
・NBAの公式バスケットボールカードを製造する「Panini(パニーニ)」社が2020年に発売した、2020-21 Panini Select Basketball Mega Box(Red/White/Green Cracked Ice Prizms)が世界平均の4倍の価格で取り引き
・〈Supreme(シュプリーム)〉や〈NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)〉とのコラボの影響から〈Vans(ヴァンズ)〉の取引件数が前四半期+50%
アメリカ:
・購入者数が前四半期比+100%
・〈Nike SB(ナイキ SB)〉のアパレルの取引件数が前四半期比+850%
韓国:
・〈Fear of God(フィア オブ ゴッド)〉の取引件数が前四半期比+535%
・〈Nike〉x〈STÜSSY(ステューシー)〉のアイテムが世界平均の10倍の取引件数
・スニーカーはローカットの人気が高く、〈Nike〉Dunk Lowは世界平均の2倍、Air Jordan 1 Lowは世界平均の4倍の取引件数で、AJシリーズの売り上げTop 5のうち4モデルがローカット
オーストラリア:
・「Sony(ソニー)」製品の需要が高まっており、前四半期比+220%
・ウィメンズ限定のスニーカーの取引件数が前四半期比+100%
・NBAカードなどのトレーディングカード全体の取引件数も前四半期比+100%
スペイン:
・2020年にリリースされたAir Jordan 1 Mid “Dia de Muertos”が世界平均の10倍の取引件数
・ラテン系アーティストのコラボスニーカーが人気で、 J Balvin(J.バルヴィン)x AJ1 Highは世界平均の3.5倍、Bad Bunny(バッド・バニー)x〈adidas(アディダス)〉Forum ’84 Lowは世界平均の10倍の取引件数
また以前、“Air Jordan 1 Mid =ダサいという定説が完全に覆る?”とお伝えしたように、若い世代を中心にAJ1 Mid人気が世界的に高まっているとの調査結果も。特にヨーロッパでは1人当たりのAJ1 Midの購入数が多く、世界平均の3倍だというから驚きだ。
現在、『StockX』でスニーカーやアパレルを取り引きする際は新品が多いようだが、古着やヴィンテージブームの火が付き始めていることを考えると、今後も利用者は増加しジャンルも拡充していくことだろう。まだ利用したことがないという方は、日本語サイトもオープンしているのでこちらから覗いてみてはいかがだろうか。