UPDATE:シンガポール・マリーナベイに上陸した “KAWS:HOLIDAY” が裁判所から展示中止を命じられる
とあるNGO団体が知的財産権の侵害等で訴えたことが原因(UPDATE:2日後に無事再開)
UPDATE(2021/11/16):「All Rights Reserved」とKAWSがシンガポール・マリーナベイで展開していた巨大アートプロジェクト “KAWS:HOLIDAY”の第7弾。現地のNGO団体「The Ryan Foundation」が知的財産権の侵害と信頼性の喪失を理由に提訴し、裁判所から展示およびマーチャンダイズの販売中止が勧告されていたが、その2日後に無事再開されることに。「幸いなことに裁判所の判決によって展覧会は再開され、“KAWS:HOLIDAY”はようやくシンガポール市民の心を満たすことができます。当社は、人々が“KAWS:HOLIDAY”を楽しむことでパンデミックによるストレスを解消し、美しいマリーナベイの海岸でリラックスできることを願っています」(All Rights Reserved)
ORIGINAL(2021/11/15):香港を拠点とするクリエイティブスタジオ「All Rights Reserved(オールライツリザーブド)」とのチームアップのもと、現代アーティスト KAWS(カウズ)のシグネチャーである“XX”の目をしたキャラクター COMPANIONが世界中を旅するという巨大アートプロジェクト “KAWS:HOLIDAY(カウズ:ホリデイ)”。これまで日本・静岡と宇宙を含む全6カ所にCOMPANIONが出現し、第7弾の場としてシンガポール・マリーナベイが選ばれ11月13日(現地時間)より展示がスタートしたのだが、裁判所から展示中止を命じられる事態に陥っているようだ。
海外の報道によると、シンガポールで芸術意識の向上とコミュニティー形成のためのアートプロジェクトを展開するNGO団体「The Ryan Foundation」が、知的財産権の侵害と信頼性の喪失を理由に「All Rights Reserved」を提訴。詳細は不明だが、どうやら同団体と「All Rights Reserved」が過去に“KAWS:HOLIDAY”の共催に向けて動いていたところ、「All Rights Reserved」側が突如として共催を取りやめたことが原因のようだ。
そして、裁判所は「All Rights Reserved」に対して仮差し止め命令を下し、展示だけでなくマーチャンダイズの販売も中止するよう通告。これを受け「All Rights Reserved」とKAWSは、「The Ryan Foundation」の提訴は不当である非難すると同時に、“KAWS:HOLIDAY”の再開に務めているとのコメントを発表している。今後、本件に関する進捗があり次第すぐにお伝えするので、ひとまず上のフォトギャラリーから幻の展示の様子をチェックしておこう。