Kanye West の壁画が NFT としてオークションに出品
米シカゴ在住の写真家 ジェイソン・ピーターソンとカリグラファーのTubsによる共同作品

アメリカ・シカゴ在住の写真家/アーティスト Jason Peterson(ジェイソン・ピーターソン)とカリグラファーのTubsが共同で制作したKanye West(カニエ・ウェスト)の巨大な壁画が、NFTとしてオークションに出品された。
今年突如出現したこの壁画は、シカゴで近年開発が進んでいるウェストループという地区のノースサンガモンストリートとウェストレイクストリートの交差点に存在する。Petersonが撮影した写真をもとに描かれたというYeの肖像のすぐ左側にはQRコードが配置されており、オークション終了後に鑑賞者がこのコードを読み取ると、同作品の所有者についての情報を知ることができる。つまり、本オークションでこの壁画のNFTを落札した人のプロフィールがQRコードに紐づけられるという仕組みになっている。
Petersonは今回の作品について以下のようなコメントを発表した。「現代のアーティストは、アートとその媒体の現状に挑戦する新たな方法を常に模索しています。NFTはアートの世界にとって、革新的な新しいメディアです。これはアーティストが自分の作品の流通を完全にコントロールできるだけでなく、実験的なアイデアを試すこともできます。私は他のシカゴのアーティスト(Tubs)と共にKanye Westの壁画を制作することで、地元への敬意を表したデジタルの表現と物理的な体験を創りたかったのです」
本作品は10月23日(現地時間)まで『YeahProbablyNothing』で出品中。気になる方は入札を検討してみてはいかがだろうか。