2G にてエーロン・ボンダロフの新プロジェクト 4WD のポップアップが開催

Aaronが10年周期で発表をしてきたアートプロジェクト“POST 9-11”の作品も店頭にて展示販売

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ファッション

『渋谷PARCO』の『2G(ツージー)』内のセレクションショップ『P-ROOM THE WORLD』にてポップアップイベント“ONLY BUILT THINGS 4 WORTH DOING”が開催中。期間は9月24日(木)まで。

本イベントでは〈Supreme(シュプリーム)〉創設期のメンバーであり〈aNYthing(エニシング)〉やインターネットラジオ局「KNOW WAVE(ノーウェーブ)」でも知られるAaron Bondaroff(エーロン・ボンダロフ)の手がけるプロジェクト“4WD(4 WORTH DOING、フォーワースドゥーイング)”とアメリカ・ニューヨークと東京を拠点とするクリエイティブチーム〈Tea Club Scheme Team(ティークラブ スキーム チーム)〉とのコラボアイテムを展開する。さらにAaronが2001年、2011年と10年周期で発表をしてきたアートプロジェクト“POST 9-11(ポスト ナインイレブン)”の作品も店頭にて展示販売。“POST 9-11”は今回でラストとのこと。

また本稿では、『2G』のファッションディレクターを務める小木“Poggy”基史とAaronに〈Tea Club Scheme Team〉のTea Katoを加えた三者による対談をお届けする。
2G にてエーロン・ボンダロフの新プロジェクト 4WD のポップアップが開催 Aaron Bondarof 小木“Poggy”基史

Poggy:Aaronのスタジオは今どこにあるの?

Aaron:マイアミで暮らしているよ。自然もあって邪魔が入らない。

Poggy:それは羨ましいな。

Aaron:いくつか目を見張るような出来事を経験した後にニューヨークシティを去る事ができた。2年くらいこの新しいスペースで創作活動をしているよ。

Tea Kato:なるほど。ではこの事はアーティストとしてのAaron、またAaron個人にどの様な影響があった?

Aaron:クリエイティブの人間の多くがいつも 「一日の時間が短すぎる」と言いながら、ハッスルして擦り減っていくのをよく聞く。東京やニューヨークがまさにそれさ。いつもペースが速い。僕はいつもその速さを、反応と生産性だと思っていた。そしてここでペースを落とすということを学んだ。ここではアイディアが何かに止められるということがない。

Tea Kato:引越しをしてからかなり生産的になってきているということかな? 色々な仕事をしているみたいだけどそこらへんはどう?

Aaron:スタジオがあるというのは良いことだよ。アイディアに屋根がない、コンバーチブルカルチャーだよ。

Poggy:8年くらい前にイタリアでファッション関係者と食事をしていた時に、ある方から東京は常に新しいお店ができたり、新しいファッションが流行ったりして羨ましいと言われたこ とがあって。イタリアって毎日同じレストランに行って、同じメンバーで食事して、同じコースを散歩してみたいな事を繰り返すじゃないですか。ファッションに関しても変わら ない良さがありますし。でも僕がそのとき思ったのは、東京って変わることに慣れてしまいすぎて、変わらないとダメだ!みたいな恐怖心みたいなものがあって、イタリアはクオリティオブライフというか、同じことを続けられる豊かさがあるなと思ったんです。

Tea Kato:イタリアの方がよりクオリティオブライフがあると感じた?

Poggy:そうです。その方がある意味人が豊かなんじゃないかと感じたんです。

Aaron:人生をシンプルにすると長寿になる。

Tea Kato:今回展示されるThe Post-911のアート作品についてだけど、まずPoggyにポスト9/11の印象について聞こうと思う。

Poggy:911のニュースを見たのは、原宿のレストランのTVからでしたが、本当に衝撃を受けました。翌年の2002年に初めてニューヨークに行き、JFKからマンハッタンに向かう途中、皆車に国旗を立てている光景に胸を打たれました。そして数日後にはロウアーイーストサイドの公園でスケートしているAaronを見かけて。まさにこれがニューヨークだというのを感じた瞬間でした。その後にニューヨークタイムズか何かの記事で読んだと思うので すが、9/11以降ニューヨーカーは人に優しくなって、自分達の文化を見直す様になったという記事があって、よくよく考えると確かにその辺りからアイビーの流れとか、ヘリテージの流れとかが強まっていったんです。例えばワークウェアのジーンズを例に挙げると、 アメリカ人は作業着として何も気にせず履いていたものを、日本人が長い年月をかけてジーンズと言えば 501 が定番で、その年ごとのディテールはこうだとかいろいろと掘り下げ てきました。そういったものが一気に逆輸入していったような感じでした。

Aaron:ポスト9/11 についてのPoggyの見解を聞けたのは美しいね。だってこれはとても意味がある事だし、色々な意味を持つからね。反映させることが出来るんだよ。2001年は僕にとっては変化の時だった。ニューヨークにおける新しい世代、次のカルチャーの波を説明する一つの方法でもあった。

Poggy:2000年代始めを見返すと、Aaron達の着こなしはどこか上品だったんですよ。テーラードジャケットとミックスしたり、ALIFEのクルーもそうだった思うんですが、いまは高いストリートブランドを着ている人はいるけど、その辺の上品さは失われているような気がしていて。Aaronが当時どのような気持ちでそのような着こなしをしていたのか聞いてみたい。

Aaron:Poggyの意見を聞けるのはクールだね。僕の人生はあの頃からはずいぶん遠いところにきてしまったから、僕が当時、何を考えていたのかは思い出せないな。

Tea Kato:Poggyは上品さが、ストリートとミックスしたことに驚きを覚えたんだね。ストリートファッションにはそういったミックスされた着こなしがなかったから。

Aaron:ありがとう。感謝するよ。

Poggy:とても悲しい出来事だったポスト9/11が人々を団結させたように、まだ終わってはいませんが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でもファッション、アートなどの世界が結束してきているという意味では、今回のタイミングでの展示はとても意味深いことになりえますね。

Aaron:そうなるといいね。人がお互いを恐れずに接して欲しい。でも、本当に悲劇的なことや目 を見張るようなことがあったときに、そこから学べれば、必ず素晴らしい何かが出てくる。

Poggy:そうだね。賛同するよ。

Aaron:君たちとこのエキシビションを東京で開催できる機会が持てて本当に感謝しているよ。

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