KAWS が画期的なARアート “EXPANDED HOLIDAY” を発表

コンパニオンのAR彫刻を配置した写真や動画撮影が可能に

アート
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2019年に静岡県富士宮市で開催された“KAWS:HOLIDAY(カウズ:ホリデイ)”もいまだ記憶に新しいKAWS(カウズ)。そんな現代アート界の旗手が、バーチャル空間でアート作品を楽しめる画期的なプラットフォームを制作する会社「Acute Art」とタッグを組み、最先端のバーチャルアートを発表した。

“EXPANDED HOLIDAY”と題されたこのARアート。これは「Acute Art」のアプリを使って、KAWSの代表的キャラクター COMPANION(コンパニオン)のAR彫刻を目の前に配置し、写真や動画を撮影できるというもの。“EXPANDED HOLIDAY”は有料版2種類と無料版の3タイプが提供される。

有料版のひとつ目では、3種類から成る45cmのCOMPANIONのAR彫刻を期間限定でレンタルし、アプリ内のカメラを使って好きな場所で様々な角度からCOMPANIONの撮影が可能。撮影した画像や動画は携帯のカメラロールに保存される。レンタル料は1体7日間レンタルで860円、3体1週間レンタルで3800円。続いて、全世界で25個限定の特別エディションとなる有料版ふたつ目は、1.8mのCOMPANIONのAR像25体の中から、1体を永久に所有する権利。いつでもどこでも無制限にアプリ上のカメラを使って、コンパニオンを好きな場所に配置した撮影が可能。オーナーは自身の所有する彫刻を非公開にすることも、他のアプリのユーザー用に自身の彫刻を一般公開することもできるという。この25体の限定エディションは、「Acute Art」の公式ウェブサイトで発売、価格は10,000ドル。また、この25体は「Acute Art」を通して転売することもでき、転売価格は販売者が決めることができる。販売が成立した場合は、販売価格から30%の手数料が差し引かれ、販売者と購入者それぞれが半額ずつ負担。アートの所有、取引、鑑賞という概念に新たな価値観を生み出す。

無料版は期間限定となり、3月12日(木)から26日(木)までの間、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中近東、北米、南米に位置する12カ所のランドマークにヴァーチャルのパブリックアートとしてCOMPANIONを展示。ARを通して無料でKAWSのバーチャル作品が鑑賞可能に。各地域の展示場所は以下の通り。

カタール・ドーハ / MIA パーク ー イスラム美術館
香港 / 香港観覧車
イギリス・ロンドン / ミレニアム・ブリッジ
オーストラリア・メルボルン / ビクトリア国立美術館
アメリカ・ニューヨーク / ブルックリン美術館
アメリカ・ニューヨーク / タイムズスクエアー
フランス・パリ / ルーブル・ピラミッド
ブラジル・サンパウロ / イビラプエラ公園
韓国・ソウル / 東大門デザインプラザ
台湾・台北 / 国立中正紀念堂
タンザニア連合共和国・タンザニア / セレンゲティ国立公園
日本・東京 / 渋谷スクランブル交差点

今回の“EXPANDED HOLIDAY”発表に際して、KAWSは次のようにコメント。「ARでアートが達成できることと、オーディエンスが経験できることのクオリティの高さを知ったとき、ARの持つポジティブな側面に惹かれました。私はこれまでもオブジェクトを作成し、それを公共スペースで展示してきました。今回のプロジェクトでは、今までやってきたことを全くの新しい分野で拡大していくことができます。場所と規模の可能性は無限であり、この新しいメディアでの展開を楽しみにしています」

アプリは、『APPLE STORE』もしくは『GOOGLE PLAY』から『ACUTE ART APP』と検索してダウンロードしてみよう。

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