ヴァージル・アブローが Off-White™️ x Air Jordan 5 に込めた想いを語る
〈Nike〉の革新的な技術 AIRそのものにフォーカス

先日のパリ・ファッションウィーク・メンズにてお披露目された〈Off-White™️(オフホワイト)〉と〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉によるコラボAir Jordan 5。「NBAオールスター」の期間中である2月15日(現地時間)の発売が予定されているが、リリースに先駆け、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)がそのデザインプロセスやAJ5への想いを語った。
2017年にリリースされた〈Off-White™️〉x Air Jordan 1のような“解体を用いた3年前のアイデアに興味はなく、自身のデザイン言語は進化している”と前置きした上で、今回のAJ5についてを説明。アッパーからシュータン、さらにはボックスに至るまで開けられた穴の数々は〈Nike〉の革新的な技術 AIRそのものに焦点を当てているそうだ。「僕は今でもAIRというアイデアに魅了されています。Nikeが世界中でアンケート調査を行った際に、一部の地域では、AIRは実際の空気よりも純粋であるという印象を受けたようです。全体に穴を開けるという新たなアイデアは外気をプロダクト内に取り込むためのもので、そのためシューズボックスにも穴が空いているんです」とコメントした。またカラーウェイに関しては、AJ5のアイコニックな“Black Metallic”がベースとなっており、これは両親に買ってもらった最初のスニーカーだったという。そして以下のように締め括った。「Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)はスーパーヒーローになった人間でした。彼はフリースローラインからダンクをし、6回のNBAチャンピオンに輝き、不可能と思われる数々の偉業を成し遂げました。デザインでは、それらの課題がどれだけ不可能だったかを再現できれば、自分は最高の状態だと実感できます。子供にベッドシーツを渡して飛んでみなよと言うこともできるし、スーパーヒーローのマントのレプリカを渡すこともできます。いずれにせよ、それはただの布なわけですが、彼らは飛べると信じます。Air Jordanは私にとってのそれです。もちろんそれらはただのシューズですが、MJはAJを履いて偉業を達成してきました。子供にシューズを渡して、フリースローラインからジャンプするように指示すれば、それが彼らのスーパーヒーローのマントになります。それが私の大好きことです。要は信じる気持ちなんです」
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