1955年製の Jaguar D-Type がオークションに出品される

予想落札価格は600万ユーロ(約7億2,180万円)以上となる見込み

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1922年に創業されたイギリスの高級車メーカー「Jaguar(ジャガー)」。同社のクラシックなスポーツカーのひとつである、1955年製のD-Type(Dタイプ)がオークションに出品されることが明らかになった。

「Jaguar」D-Typeは、24 Heures du Mans(ル・マン 24時間レース)において1951年と1953年に優勝したC-Type(Cタイプ)の後継モデルとして1954年に発表された。同モデルは1954年から1957年かけて限られた台数のみ生産され、その生産台数の少なさから伝説のレーシングカーとして根強い人気を誇り、2018年に限定で再生産されている。

今回出品されるD-Typeは、「Jaguar」がこれまでに生産した顧客仕様の同モデルの7台目の車両で、現存する顧客仕様のD-Typeの最も古いモデルのひとつとされている。オーストリアの輸入業者Jack Bryson(ジャック・ブライソン)がこの車両の最初の所有者であり、彼はドライバーのBib Stillwell(ビブ・スティルウェル)と協力してこの車両で「Bathurst 500(バサースト 500)」「Rob Roy Hill Climb(ロブロイヒルクライム)」などの複数の地元のレースに参加し、1956年には「Bathurst Road Racing Championship(バサースト ロードレーシング チャンピオンシップ)」で優勝した。その後、この車両は1957年にオーストラリアの自動車ガソリン会社に売却されたが、レースカーとしてのキャリアは継続。同社の所有期間中、レースイベントに向かう途中で車が損傷し、Frank Gardner(フランク・ガードナー)に売却された。同車両はその後も多くの所有権を経た後、2014年に現在の所有者の手に渡り、再び複数のレースに出場。現在のコンディションは、次の所有者の手に渡るべく完全に駆動可能な状態となっているようだ。

この車両は、2月5日(現地時間)にフランス・パリで開催される「RM Sotheby’s(RH サザビーズ)」主催のオークションに出品される。予想落札価格は、590万~640万ユーロ(約7億1,000万〜7億7,000万円)。詳細は、公式ウェブサイトから確認しよう。

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