Interviews:ラッセル・ウェストブルックが語る八村塁へのメッセージや “Why Not” のメンタリティーについて
2年連続2度目の来日を果たしたNBAのスーパースターを直撃
八村塁のワシントン・ウィザーズ入団を受け、夏の到来と共にバスケットボール熱が高まる日本列島。そんな2019年8月初旬、NBAのスーパースター選手Russell Westbrook(ラッセル・ウェストブルック)が2年連続2度目の来日を果たした。
昨年は、代々木公園バスケットボールコートでのイベントなどに参加したRussellであったが、今夏は東京医療保健大学で開催されたバスケットクリニック“Why Not? Summer Camp”にはじまり、『atmos Sendagaya』『GALLERY・2渋谷』にて開催されたトークショーへの参加まで、わずか2日間の滞在であったが、昨年以上に多くのファンと触れ合った。分刻みで設定されたスケジュールの合間を塗って(個人的に最も楽しみにしていたであろう)ショッピングを敢行したNBAのファッションキング。今回は〈READYMADE(レディメイド)〉のショールームと表参道ヒルズに位置する〈FACETASM(ファセッタズム)〉の旗艦店に足を運んだ。〈READYMADE〉はわずか20分程度の滞在であったが、手早く新作のジャケット、パンツ、バッグなどを数点オーダー。同ブランドはアメリカのセレブリティの間でも人気を博しているが、Russellもしっかりとチェックを済ませていた模様。あわせて、デザイナーの細川雄太氏との交流も満喫した。
続く『FACETASM omotesando』では、ブランドのデザイナー落合宏理氏に出迎えられ、Tシャツへのシルクスクリーンプリントを体験。こちらも短時間の来店ではあったものの、ストア内に並ぶアイテムを試着して回り、好みのピースを購入していく(とりわけ2019年秋冬コレクションにラインアップするフクロウパターンのメキシカンパーカーが気に入ったようで即決)。最後にブランド側から子供服をギフティングされ、3児の父親でもあるRussellは満面の笑顔を見せた。
幸運にも我々『HYPEBEAST』は昨年に続き、Russell Westbrookへのインタビュー機会に恵まれる。今回の来日における全イベントを終えリラックスムードのWestbrookは、先日リューアルオープンした『Nike Harajuku』にて我々の質問に答えてくれた。
去年に続き2度目の来日ですね、昨年はショッピングを満喫されたお伺いしましたが、今回一番楽しみにされていることは?
人に会うことですね。日本にいる間、より多くの人たちに会うことがベストな過ごし方のひとつだと感じています。
今回のASIA TOURコレクションのテーマである“OWN THE CHAOS”に込められた想いを教えてください。
一番大事なことは、カオスの中にあっても自分らしくコントロールすること。皆さんそれぞれが楽しめるよう様々な配色やストーリーを表現しています。
ご自身の座右の銘でもある“Why Not”は、普段の生活でどのようにあらわれていますか?
人生の一部であり、自分の考え方のよりどころです。最良の決断を選択していきたいというポジティブな考え方に影響していると思っています。
先日、日本の八村塁選手がJordan Brandと新たに契約されましたが、八村選手はRussell選手が好きなプレイヤーだと公言しています。そのことに関してどう思いますか?同じJordanファミリーの先輩として伝えたいことはありますか?
まずは、彼とここまでやり遂げた結果におめでとうと言いたいと思います。日本を代表し、家族を代表し、NBAで活躍するこれからの八村選手を楽しみにしています。
今までのJordan Brandのコラボレーションショーズで印象に残っているものはありますか?
コラボレーションショーズ?わからないですね。う~ん、まあ自分の好きですけど(笑)。あんまり思いつかないですね。
今回は、READYMADEとFACETASMを回ったそうですね、これらのブランドはいかがでしたか?
とても良いストアでした。去年もちょっと見たんですけど。ショールームを見たりして。またショッピングしたいと思っています。
日頃、どのようにファッション情報を取り入れていますか?
いろんな方法ですね。ショーを見たりファッションウィークもありますし、デザイナーとか雑誌とか、なんでもですね(笑)
今まで色々な国に行かれていますが、一番印象的だった国のファッションは?
東京がベストだと思いますね。ここ(東京)は色々なものが生まれた場所ですし。アメリカにいる人たちは皆んな日本に来たがっていますしね。
お子さんと一緒にショッピング行った際は、どのような視点で子供服を選んでいますか?
フレッシュな格好をさせたいとは思います。なので新しいものなら何でも。でも高価過ぎないものかな。どうせ汚してしまうから(笑)。
個人的に様々な活動をされていますが、将来バスケットボールを引退されたら、ファッションの道へ本格的に進む可能性はありますか?
もちろん。
楽しみにしていますね。
絶対面白いと思いますよ。