ある夫婦によって作られた カナダ西南部の海に浮かぶ自由の島 “Freedom Cove”
合理性のみを見つめる窮屈でストレスフルな社会に生きる現代人の方は必見
カナダ西南部、アメリカとの国境近くに浮かぶバンクーバー島の沿岸には、「Wayne Adams」と「Catherine King」からなる夫妻により作られた人工島が浮かぶ湾、通称“Freedom Cove”と呼ばれる場所がある。彼らがこの海に浮かぶ住居と庭を作り始めたのは今から24年前の1992年。以来彼らはこの住居の増築や改築を繰り返し、いまや住居スペース以外にも、ダンスフロアやアートギャラリー、アトリエ、作物を育てるための5つの温室まで備え、彼らなりの美しいサンクチュアリに仕上がっている。
大自然に囲まれた自分たちだけの場所で、自身で育てた野菜や釣った魚を食し、水は近くの滝の水か雨水をありがたみを感じながら利用し、備えつけた14のソーラーパネルで、自分たちが使用する分の電気は自然の力を借りて自分たちで作り出す。間違いなく浮世離れしたライフスタイルであり、おそらくその生活はとても大変なものであるとは思うが、便利さや合理性を極端に追求する現在の世の中の流れに真っ向から逆らうようなこのライフスタイルに大きな憧れを抱いてしまうのは私だけだろうか。
上のビデオの音声は英語のみとなるが、ピースフルな夫妻が営むそのライススタイルを是非覗き見してみてほしい。きっと普段の当たり前の生活の中で忘れかけていた何かを感じさせてくれるはずだ。