Virgil Abloh が語ったファッション業界での成功へのアドバイスと持論

〈OFF-WHITE〉のデザイナーであり、以前は「Kanye West」のクリエイティブ・ディレクターも務めた「Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)」

ファッション
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世界中で絶大な人気を誇るストリートウエアブランド〈OFF-WHITE〉のデザイナーであり、ラグジュアリーストリートスタイルを世界中に広めたパイオニア的存在の「Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)」が、競争の激しいファッション業界での成功へのアドバイスや持論を『Dazed Digital』にて展開した。

以前は「Kanye West」のクリエイティブ・ディレクターを務めたことでも知られる彼はその中で、ファッション業界におけるハイプサイクルとソーシャルメディアの虚偽性について「今の人々は洋服っていうものがSNSでのレスポンスのためのものだとか、デジタルな世界に属するものだと思い込んでいるんだと思う。洋服はデジタルな世界じゃなくて我々の周りにあるリアルな世界のものだっていう当たり前の真実を見失っている気がするよ」と語っている。他にも、同じようなクリエイティブマインドを持つ仲間たちとチームアップすることの重要性や、自分が最初に抱いた野心やビジョンに正直でいることの意味の大きさを語っている。

英語のみの掲載となるが「Virgil Abloh」が語ったアドバイスや持論のフルバージョンはこちらより。その中から我々がキュレーションした彼の言葉は下よりチェック。

チームや仲間を持つことについて:

「僕はただクリエイティブなマインドや高い感度を持った人たちがいる環境の中に自分自身を置いているだけ」また、「若い人たちにとって大切なのは、クリエイティブな人々のネットワークに参加することの持つ意味の大きさを理解すること。そういう繋がりはいずれ絶対役に立つよ」。と彼は語る。“野心はあるけど、都会ではなく郊外に住んでいる若者の場合は?”という問いには「それこそいまはデジタルの時代だよ! お互いのアイディアや考えを磨き合える仲間と出会うきっかけをネット上で作ればいい」。と答えた。

ロゴデザイン vs. ロゴを洋服のデザインに用いない美学:

「もしキャッチーで人々を惹きつけるロゴを生み出したらそれはブランドの強みになる。そうでなければロゴではなく、洋服全体のデザインにブランド独自の美学を持つことになる。そしてそれはロゴの役割を果たすことにもなるよ」。

後ろを振り返らないこと:

「ハッピーじゃないことが起きることはあるけど、僕はそういうことはなるべく気にしないようにして、次のことに頭を切り替えてるよ。クリエイティブなことに明確なゴールはないし、常に次のアイデアに取り掛かれるような自分でいる必要がある。それに成功したか失敗したかは関係ないんだ。僕は常にそうしてきたよ。僕のゴールはクリエイト(創造)しつづけること、そのこと自体なんだ」。

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