"F*ck Nirvana" と綴られた Kurt Cobain の手紙がオークションへ
家族を侮辱されるなら「NIRVANA」を解散しても構わないと書いた1992年の手紙
27歳にしてこの世を去った「Kurt Cobain」が生前、当時の所属レコード会社の社長であった「David Geffen(デヴィッド・ゲフィン)」に宛てた手書きの手紙が初公開された。これは、1992年に雑誌『Vanity Fair』に掲載されたKurtの妻「Courtney Love」について書かれた記事に対する怒りを綴ったもの。同誌では、Courtneyが娘の「Frances Bean Cobain」妊娠中もヘロイン中毒だったと書かれていたため、憤慨したKurtは、“F*ck Nirvana”と、自分のバンド自体の将来を否定するほど。大ヒットしたデビューアルバム『Nevermind』リリースからわずか1年後のことだった。そしてこの手紙は約30,000ドル(約332万円)から、5月21日(現地時間)にニューヨークの『Hard Rock Cafe』で行われる「Julien’s Auctions」に出店される。上のフォトロールより手紙の写真を、手紙の内容は以下よりチェックしよう。
“Dear David Geffen,
僕の名前はKurt Cobainです。NIRVANAというバンドのリードシンガー、ギター、ソングライターです。どうやら僕はあなたの会社にたくさんの利益をもたらしたそうですね。いや、大手企業の一部になることなんて僕の目標でも何でもなかったけど、実際そこに含まれてしまうと、DGCには僕と同じように音楽に対してひたむきで純粋な従業員がいることを知りました。僕はあなたに一度も会ったことがないけれど、多分会いたくなかったからでしょう。偉い人に会うのはもともと好きじゃないんですが、Vanity Fairに書かれていた許しがたいほどひどい記事のせいで、自分はバンドを解散しようと思います。記事では、Courtneyの妊娠期間中に僕と彼女がヘロインを摂取し続けていたという嘘が書かれています。彼女の妊娠が発覚したのは、僕らがドラッグを始めた最初の月で、以降彼女は、Danny Goldbergの小児科に通院していました。医師は僕らの子供は健康で、何も問題はないと診断していました。しかしこの記事は、これまでにないほど妻を酷く批判し卑劣なことばかりを書き立てています。記事を書いた女の目的はCourtneyを傷つけることで、これを読んだあなた(読んでいるといいのですが)は何か手を打つべきです。CourtneyのバンドHoleが同じDGC所属とはあなたはもはや知らないかもしれない。でもこのバンドは妻が想う女性の権利や同性愛へのオープンな考えを謳う重要なバンドです。あの記事を書いた Lynn Hirschberg はカルマに直面するはずです。これは彼女か僕どちらを取るかです。僕は妻を愛しているし、これから生まれてくる娘とともに過ごす家族を誰にも壊させる気はありません。僕は今薬物依存の治療を受けて18日目で、家族を持つことが何よりの望みです。NIRVANAなんてどうでもいいんです。僕がこれまでどんなメディアにも薬物使用を認めなかったのは、ファンに同じことをして欲しくなかったからです。僕らはファンの前で健全なパフォーマンスができるし、次のレコードも前作と同じくらいいい出来になると確信していますが、こんな腹立たしいゴミのようなジャーナリズムのおかげで本当に頭にきているし、妻と娘への愛を貫くためなら他の全てを投げ出す覚悟です。
Kurt Cobain”
同オークションでは1967年に「David Bowie」がファンに返信した手紙、「Lady Gaga」の最初のピアノ、「Ringo Starr」のドラムスティック、「Elvis Presley」のギターなども出店されるようだ。


















