次世代高速交通システム “Hyperloop” 試験運転が来年実現へ
アメリカの宇宙開発企業『スペースX』の創設者で、電気自動車メーカー〈テスラモーターズ〉のCEOであり、自身も発明家として活躍する「Elon
アメリカの宇宙開発企業『スペースX』の創設者で、電気自動車メーカー〈テスラモーターズ〉のCEOであり、自身も発明家として活躍する「Elon Musk(イーロン・マスク)」氏が2013年8月に構想を発表した次世代交通システム〈Hyperloop(ハイパーループ)〉。時速1000キロ越えでサンフランシスコとロサンゼルス間を横断する高速鉄道の実現へ向けていよいよプロジェクトは佳境を迎える。現段階では最高時速を計画されていた1,223キロから322キロに減速せざるを得ない状況だが、真空管の中を磁力でカプセルが移動するという新たな交通システムには近未来の移動手段としての期待が募る。来年にはテキサスで建築中の小型試験用車両に乗客を乗せ、カリフォルニアのクエイバレーに作られた約8キロに及ぶ真空管の移動空間を試運転する予定だ。このプロジェクト次第では今後の世界の交通手段が大きく変わるかもしれない。