Interviews: EXILE NAOTO の新たな“表現”。〈SEVEN〉のクリエイションとは?

「EXILE NAOTO」の新しい挑戦

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「EXILE」のパフォーマー、「三代目J Soul Brothers」のリーダー兼パフォーマーとして活動する「EXILE NAOTO」が、クリエティブディレクションを手がけるファッションブランド 〈SEVEN〉が誕生。自身のバックボーンであり、幼少から現在に至るまで活動を続けるミュージックやダンスカルチャーの世界を、独自のクリエイティブな視点でデザインに落とし込んだというコレクション。今回のブランドローンチに関して、「EXILE NAOTO」に話を伺った。 (〈SEVEN〉のルックはこちら。)

—〈SEVEN〉を立ち上げたきっかけを教えてください。
服が昔から好きで、ジャンルレスで買って着ていたんです。それで、三代目のツアーやテレビなどで着る衣装を自分でディレクションさせていただくようになったのですが、それがすごく楽しくなってきて。そういう想いや僕が抱いている夢を、HIROさんにお伝えしたことがありました。そうしたら、“チームに一人、ファッションに強い人がいてもいいのでは? 「EXILE」は夢を叶える場所でもあるからやってみたら?” と言ってくださって。ちょうど1年前から、そういう話をしていたんですけど、今年の11月1日に中目黒にあるギャラリー型セレクトショップ「PKCZ® GALLERY STORE」でアパレルを展開することにもなり、ありがたいことに“そこでやってみたら?” と、HIROさんがキッカケを作ってくださったんです。

—7ルックで展開される〈SEVEN〉のインスピレーション源は何ですか?
僕にとって、“7”はキーナンバーであり、ラッキーナンバーなんです。「二代目J Soul Brothers」も7人でスタート、「EXILE」も第二章では7人、「三代目J Soul Brothers」 も7人。僕にとって、すごく大切な数字ですね。

—「NIGO®」氏とのコラボレーションについて。以前も〈HUMAN MADE®〉とコラボレーションをしていましたが、今回もその流れだったのでしょうか?
僕にとって「NIGO®」さんは大先輩であり、カリスマ的存在です。前回は、HONEST BOY FOR HUMAN MADE ®という名目で、Tシャツを一緒に作らせていただいたのですが、今回のコラボレーションもお願いしたところ、快く承諾してくださいました。夢のようなコラボレーションなので、本当に嬉しいです。

—パフォーマンスとデザインの違いとは? 服で表現するというところで何が違いますか?
服作りに関しては完全に素人ですし知識もないので、経験することすべてが初めてでした。服を作る、デザインするってすごく細かい作業ですし、ダンスと違ってまったくノウハウがない状態。タグ、値札のデザインや素材も決める。たくさん苦労しましたが、すごく楽しかったです。でき上がるものは、奇跡的に誕生するものが多く、それは、エンターテイメントとも通ずる部分があるような気がしますね。表現は偶然生まれた産物として進化しているということを、服作りを通して再確認できました。可能性が無限大で、ひとりの表現者としてすごく勉強になった時間でした。

—思い入れがあるものはどれですか?
難しいですね(笑)。まさに、自分が着たいもの、着続けたいものを軸にしているので。もちろん、その瞬間の気分も投影するけど、長く着られるもの、着ていくもの、着ていかないものが分かれていく。着心地はもちろん、デザインだけでなく、にパッと見気がつかないような工夫など、実際に着用したときに初めてわかるように努力しました。

—メッセージ性のあるアイテムが多く感じました。
自分たちが、“Love Dream Happiness”というものを基盤にしながら活動させていただいているんですが、自分の中でもその軸はブレることはありません。このキーワードって、今の時代にはすごく照れくさいかもしれないけれど、伝え方一つではより伝わりやすくなったり、ポジティブに受け取ることができる。自分自身でも正解はないと思っていますし、正解をその中に置いていないんです。みんな、それについて考え続けるという意味を含めています。

—次のコレクションに対する想いや挑戦したいことを教えてください。
一番難しいのは、続けること。続くことは愛され続けること、愛されるということは、自分の洋服が生活の一部になっているということだと感じています。自分自身がいいと思ったものを伝えたい、という気持ちを見失うことなく、何にも惑わされずに表現し続けていけるようにしていけたらと思っています。

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