カリフォルニア・ラグナビーチの地元の人や友人のためにサーフボードのシェーバーをしていたShawn Stussy(ショーン・ステューシー)が、1980年に立ち上げたのがSTÜSSY。サーフボードのプロモーション用にスクリーンプリントしたTシャツやショーツを製作した際、グラフィティに影響された手描き風のタッチで自分の苗字を綴ったものが会社のロゴとなりブランドの顔に。そのアイコニックなロゴが乗ったカリフォルニアのムード漂うアイテムは、サーファーからスケーター、そしてヒップホップへと人気が広がり、アメリカ西海岸のサブカルチャーを語る上で欠かせないアパレルブランドへと急成長。1986年にはニューヨークとカリフォルニアにショールームを開設し、同年から日本でも展開をスタート。そして、1987年に世界中のミュージシャン、スケーター、DJら似通った感性を持つ各地域のトレンドセッターによるコレクティブ International Stüssy Tribe(IST)が誕生。伝説的なISTスタジャンを製作するなど、この頃よりカリフォルニア発サーファーブランドという認識からストリートブランドとしての認知度を高めていった。これまでチームアップしたブランド/デザイナーは枚挙に遑がないが、創立40周年を迎えた2020年だけでもDIOR(ディオール)、Nike(ナイキ)、COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)、Matthew M. Williams(マシュー・ウィリアムズ)、宮下貴裕などが挙げられる