adidas の YEEZY 再販によるカニエ・ウェストの稼ぎは約200億円?
再販第1弾のみで約239億円もの売り上げに(UPDATE:新たに約800億円の売り上げがあったとの報道)

UPDATE(2023/7/25):先日、6月1日(木)に〈adidas〉から発売された〈YEEZY〉在庫の再販第1弾について、Yeの利益が2,500万ドル以上にもなると報じられた。これについて、新たに『Financial Times』が、Yeが手にした金額はかなり高額だと指摘。本報道によると、再販第1弾の注文数は400万件以上で、その売り上げは5億6500万ドル(約800億円)にもなるとのこと。もしこれが本当なら、Yeの稼ぎは8500万ドル(約200億円)にのぼる。また、〈adidas〉は収益の一部を国際団体に寄付するという公約を守っており、アメリカや中国など5カ国の慈善団体が関わっている計画では、総額900万ドル以上の寄付金が支払われているという。本件について、同ブランドは「YEEZYの販売が同社のトップおよびボトムラインにプラスの影響を与えた」と公式声明で発表している。
ORIGINAL(2023/6/5):6月1日(木)に〈adidas(アディダス)〉から再販された、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めYe(イェ)の手掛けた〈YEEZY(イージー)〉スニーカーの在庫。発売前から話題となっていた再販第1弾の売り上げについて、Yeの利益が2,500万ドル以上(約35億円)にもなると報じられた。
昨年10月に正式にパートナーシップを解消した〈adidas〉とYeおよび〈YEEZY〉。両者の関係が破綻したことにより、〈adidas〉は〈YEEZY〉ラインのスニーカーの販売を中止し、倉庫に13億ドル(約1,820億円)以上の在庫を抱えることとなった。そんな一連の騒動から〈YEEZY〉モデルの在庫をどう対処するかに注目が集まっていたが、今月に入って〈adidas〉は在庫の一部の再販を正式に発表。再販の条件として、以前と同様、1足売れるごとにYeに15%の手数料が支払われる他、売り上げの一部を「ADL(Anti-Defamation League:名誉毀損防止同盟)」や「Philonise And Keeta Floyd Institute for Social Change」などの国際団体に寄付するとしていた。
この〈YEEZY〉在庫は3回に分けて再販されることとなり、先日その第1弾がリリースされた。報道によると、今回68万2,300足の〈YEEZY〉モデルが登場し、その売り上げは合計1億7,050万ドル(約239億円)にもなるという。これが本当であれば、Yeは1億7,050万ドルの15%を手数料として得ており、約2,558万ドルを稼いだことに。
〈YEEZY〉在庫の再販は残り2回を予定しており、今回のことからもYeはかなりの利益を得ると予想されている。引き続き、今後の動向を見守ろう。