富樫勇樹「やり切ったという気持ちが強かった」
B.LEAGUE選手インタビュー第2弾。日本バスケ界の大スター、富樫勇樹は何を語った?
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B.LEAGUEの発足から7年連続でベストファイブに選ばれた富樫勇樹は、言うまでもなく日本を代表するバスケットボール選手だ。意外なことに、ファイナルでの敗戦は悔しくなかったと語る。
日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23を終えての感想をお願いします。
琉球(ゴールデンキングス)に負けてしまったんですが、悔しさというよりも、やり切ったという気持ちのほうが強かったですね。横浜アリーナには1万3000人以上が来てくださって、声出し応援も解禁になって、すごくいい雰囲気のなかで2試合を戦うことができましした。選手としてはこれ以上ない環境。ひとことで言うと、楽しかったです。
“エキサイティングな試合ができたことは日本のバスケ界のためにもよかった”
試合内容も、展開的にすごくおもしろかったという声が耳に入っていますし、バスケをよく知っている友人からもそう言われました。ファイナルは地上波やBSで全国放送されたので、日本中のみなさんが見てくださる環境のなかで、エキサイティングな試合ができたことは日本のバスケ界のためにもよかったと思います。
FIBAバスケットボールワールドカップ 2023についてはどうでしょう?
ワールドカップは楽しみですね。東京オリンピックは無観客試合だったので、ホームのアドバンテージをあまり感じることができませんでした。でも今度のワールドカップは日本のみなさんの声援を受けて戦うことができるので、結果を残したいと思っています。
富樫勇樹(千葉ジェッツ)
レギュラーシーズンベストファイブ
1993年、新潟県生まれ。中学卒業とともにアメリカへ留学。帰国後、秋田ノーザンハピネッツでのプレーを経て、NBAに挑戦した。ダラス・マーベリックスと契約を結び、2014-15シーズンはマーベリックス傘下のNBA Dリーグのテキサス・レジェンズでプレーした。2015年、千葉ジェッツに加入、日本代表のキャプテンも務める。
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