“オタク”が制す GEEKS RULE x『エヴァンゲリオン』から見通す日本的ファッションの未来

アニメTシャツに沼る小木“Poggy”基史を交えた3者対談

ファッション 
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“ノマドな古着屋”として注目される『weber(ウェーバー)』チームがスタートした新プロジェクト〈GEEKS RULE(ギークス ルール)〉。映画を中心に多数のコラボアイテムもリリースしている『weber』と対照的に、この〈GEEKS RULE〉では、アニメやゲームといった題材にフォーカスしていくという。その第1・2弾として『エヴァンゲリオン』とチームアップしたTシャツが、8月に東京・原宿の『GR8(グレイト)』にて、10月に『渋谷PARCO』の『2G(ツージー)』にて販売された。リリース前から話題を呼んでいたが、両日ともに長蛇の列ができ、後述のインタビューでも説明されているが、『エヴァンゲリオン』ファンからファッションコンシャスな層までを巻き込んだ熾烈な争奪戦に。

このたび『Hypebeast』では、第2弾の発売前に〈GEEKS RULE〉を主宰する畠中一樹、『エヴァンゲリオン』シリーズの著作権管理を行う「株式会社 グラウンドワークス」代表取締役 神村靖宏、いち早くファッションとしてのアニメTシャツを提唱してきた小木“Poggy”基史の座談会を実施。コラボレーションの背景から、『エヴァンゲリオン』関連グッズの歩み、ひいては日本的ファッションが進むべく道筋まで、踏み込んだ内容となった。

Hypebeast:第1弾を出された時の反響はいかがでしたか?

畠中(以下、H):控えめに言っても大反響でした。GR8(グレイト)でのポップアップは、当日400人近く並ばれて、半分ぐらいの方は購入いただけない状況で……。翌日、自分たちのオンラインで売った際も半分がボットで買われてしまったので、それらは全部キャンセルにして、後日に抽選販売したのですが、驚くほど多くの応募がありました。エヴァのオンラインストアでも販売したのですが、アクセスが集中してサイトが繋がりにくい状態になってしまい、EVANGELION STORE TOKYO-01(池袋店舗)でも、開店と同時に即完売。あとは、たまたま来日していた韓国のアイドル aespaが帰りの空港で着てくれたりと、想定外の要因でも火がついて、余計に買えない状態になってしまいました。韓国以外にも台湾やアメリカなど海外の人からの反応もすごくて。嬉しい反面、購入できずご迷惑をおかけしたお客様も多く、心苦しかったです。

どういう流れでコラボレーションをされることになったんでしょうか?

H:weberを運営する中で、アニメTシャツが、ふつふつと人気になってきてるのを感じていました。それと同時に、昔のアメリカでも使われたプリントの機械を持ってるところが日本にもあるという噂を耳にしたんです。それをいつか使いたいなと思っていたのですが、使う題材を考えた時に、エヴァの古着が人気が出てきていたので、タイミング的にピッタリだと思い、グラウンドワークスさんに提案しに行きました。それが去年ぐらいの話です。TVシリーズの新世紀エヴァンゲリオンのイラストなので、最初は難しいのかと思ったのですが、自分たちのコンセプトややりたいことに、グラウンドワークスさんも理解を示していただいて、特別に使わせてもらえることになりました。最初に相談に行った段階で、今回の第2弾で使用したイラストも候補にあったのですが、最初に使用するならこちらの絵の方(第1弾で使われたもの)が相応しいのでは?とグラウンドワークスさんからアドバイスをいただきまして。

“オタク”が制す GEEKS RULE x『エヴァンゲリオン』から見通す日本的ファッションの未来

第1弾のTシャツ

では、もともと2枚やる予定ではなかったんですね?

H:そうなんです。Poggyさんにこのプロジェクトにお伝えした時に興味を持ってもらったのですが、第1弾はGR8でやることに決まっていたので、第2弾として何かできないかと話している際に、「実はこの絵が候補としてあったんです」とPoggyさんにお見せしたら、逆に「僕はこっちの方が好きです」と(笑)。そこから再度グラウンドワークスさんに相談した次第です。

神村(以下、K):我々としても、シン・エヴァンゲリオン劇場版が公開から2年経ったので、時期的にはちょうど良かったのです。海外を中心にテレビシリーズ版のグラフィックが、非常に人気があるのは、わかっていたのですが、新劇場版シリーズの展開中はそちらを前面に押していきたかったので、テレビシリーズ版の新世紀エヴァンゲリオン版の使用については、控えめにしていました。映画が公開されて、一段落ついて「じゃあ、そろそろ」というタイミングと、今回の申し出が合致した感じはありますね。

UNDERCOVER(アンダーカバー)や©SAINT M××××××(セント マイケル)などは、新劇場版とのコラボだったのですかね?

K:基本的には新劇場版のとのコラボレーションですね。

H:1995年に放送開始して、すぐに海外でもライセンスを出していたのですか?

K:当時、日本のアニメのVHSなどを販売していた地域では、比較的早く許諾していたはずですね。日本のメーカーでも、コスパ(COSPA)さんなどは積極的に海外イベントにも出されていましたから、そういった形で海外に出て行ったものはあります。でも海賊版的なものも多数あるのは確かで、海外のコミックイベントなどに行くと、アメコミのキャラクター中心に、多数の自主制作的なTシャツはあって、その中にエヴァンゲリオンも散見されていました。

H:そういう非公式なのも多いので、オフィシャルだっていうことをしっかりと打ち出すために、あえて今回はこのコピーライトを通常のものより意図的にかなり大きくしています。それに、この大きいデザインが逆に今っぽいなっていうか。

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大きめにプリントされたコピーライト

Poggy(以下、P):ファッションとのコラボレーションは、結構早いうちからやっていたわけですよね?

K:昔は子供向けのイラストTシャツしかなかったのが、コスパさんが(最近復刻された)エヴァの使徒の顔だけのTシャツを作って、それがコスパ社内でも驚くほど売れたと。従来のアニメ商品を仕入れるルートではなくて、原宿のセレクトショップみたいなところから、たくさん引き合いがあったそうなんです。それがコスパさんとしても、大事件だったそうで。コスパさんの製品は、従来のアニメ絵柄のTシャツの中では、デザイン的に1段前進んでいたかっこいいものがあって、そういった昔のアイテムが今人気が出たりとかしてるんだと思うんですけども。

H:いわゆる“初期コスパ”というものですね。

K:版権をライセンスアウトする立場として、エヴァンゲリオンという作品は、切り口が非常に多いなとぼんやり考えてはいたんですね。そんな時に、従来のアニメーショングッズを作る方々とは全く違うさまざまなジャンルの方々にエヴァを題材とした作品を作ってもらう企画があり、実際にその切り口の多様性を実感しました。そこから、エヴァだったら昔ながらのキャラクターTシャツではない、ファッション性の高いグッズが作れるだろうという仮説を立て、エヴァンゲリオンのイラストを使わずに、例えば色の構成だけで(エヴァを)表現できないかと模索していくなかで、RADIO EVAという公式ブランドを立ち上げました。

残念ながら5年前に亡くなってしまったのですが、武藤さんというRADIO EVAの発起人が、ファッションに限らず、エヴァの名前を冠したパーティやWEBサイトなど多くのことにトライされました。エヴァンゲリオンだったら、ラジオの“リスナーと発信者”という関係性を作れるのでは?と考え、RADIO EVAいう名称にしたのです。ファッションとしては、従来のアニメっぽくない普段使いできるデザインですよね。キャラクターではなく、紫と緑のカラーリングだけでバッグを作ったり、波打ち際の印象的なシーンだけをプリントをしたりとか。アニメーションというのは、非常にたくさんの要素が集まって制作されています。絵だけではなく、音も入るし、編集技能もあれば、声優さんもいて、超複合芸術なわけです。そこから、色や単語1つだけを抜いたりして、それだけでもアパレルを中心にグッズが成立することを証明ができた感じです。作品としての切り口の多さを、商品展開にうまく結びつけることができたのが、エヴァンゲリオンの特徴でした。パチンコでも作品の知名度が上がりましたし、それによっていろんな企画が通りやすくなるとか、いい感じのスパイラルになりました。実は、僕自身はファッションは苦手な方なので、RADIO EVAに丸投げみたいな感じで、「いろいろOK出しますので、暴れてください」みたいな(笑)。それ以前にも、ファッションブランドの尖った格好のお兄さんが「僕エヴァ好きなんです」と飛び込みで来てくれたりはしたのですが。

H:最初にコラボしたストリートブランドだとHEX ANTISTYLE(ヘックス アンチスタイル)ですよね。

K:そうです。HEXさんがきっかけで「あ、こういうやり方があるんだ」と、いろんなブランドさんが気が付き、個々のブランドならではのやり方で、コラボレーションを広げてもらってるのが現状です。

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HEXなど当時のファッションコラボ

その辺は結構寛容というか、作品によってはレギュレーション厳しかったりするじゃないですか。

K:原作者さんまで遡ってOKを取って、厳しく管理されている作品も多々あると思いますが、エヴァンゲリオンはワンストップで、我々だけでできるだけ早いお返事をするのを心がけてますね。デザイナーさんの気持ちが熱いうちに返事をしたいのです。

H:先程のRADIO EVAのお話からすると、今回のGEEKS RULEは、逆にイラストまんま使いじゃないですか。最初に僕らの提案受けた時どう思いましたか?

K:もう一回りしたのかという印象でした。僕ら80年代のオタクにとっては、こんなに恥ずかしいTシャツはないんですよね(笑)。

P:今世界的に高騰しているロックTシャツも、20年前とかはダサい部類でした。当時から好きな人はもちろん着てるのですが、ファッションアイテムとしてはやっぱりイナタイっていう。最先端とダサいって、紙一重なんですよね。そういう意味では、日本のアニメ大好きな人たちが、昔着てたようなデザインの方が、逆にかっこいいみたいなのはあるかもしれないです。僕がアニメTシャツに目覚めたのも、weberのおかげなんです。2年前に彼らが宮下パークでポップアップをやった時に、ロックTやラップTのようなデザインと色落ちしたアニメTシャツを見て、こんなにかっこいいものがあるんだと思って。そこから掘っていくうちに完全にハマりました。自分たちにしてみれば、ある意味、アニメTもロックやラップのTシャツみたいに見えるんですよ。結局それらはアメリカの文化を着てるわけですが、アニメTシャツであれば、日本の文化を着れるという点が僕はすごい良いなと思っていて。そこに気が付けたというか。そういうTシャツは意外とないんですよね。アメリカだと若いラッパーがどんどん出てきますが、多くの作品が発表される日本のアニメもそれに似てるのかなって。ファッションデザイナーでも、これまでは映画や音楽からインスピレーションを受けてデザインに落とし込んでる人が多かったですが、僕が先日パリで話した20代のデザイナーは、アニメから影響を受けて、コレクションを作ってると言ってたんですよね。もうこれはただごとじゃない(笑)。日本の良さを海外の人に気付かされることって結構多いじゃないですか。そういう文脈でいうと、日本人としてアニメや漫画に囲まれて育ってるのに、なんでそれを胸張ってファッションで表現してなかったんだっていう、戒めの意味も込めて僕は着ていますね(笑)。

H:RADIO EVAの手法をどのブランドもやっていたというか、あえて前面に出さずに、作品のエッセンスだけを使ってデザインするのが主流になっていましたが、逆に時代が一回りして、ファッションの側からすると、Poggyさんが言っていたように、作品ドーン!の方がかっこいい。ただ、絵を“そのまま使う”ハードルの高さを、これまでさまざまな場面で感じてきた中で、今回こうやって使えるという許諾をもらえたのが、やっぱりすごい大きくて。

K:受け止める担当さんの年齢とかに関係しますよね(笑)。僕はファッションはわかりませんから、皆さんのおっしゃることを鵜呑みにするのがいいんです(笑)。

P:本来のファッションと違う流れではありますが、自分は日本のアニメや漫画の作家さんが描いた絵をメゾンブランドがコレクションにする時代が来ると思ってるんです。ランウェイでモデルも歩いてるけど、同時にVRで初号機も歩いてるみたいな。ファッションだと、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が1番影響力があるんですけど、僕はカラーやジブリや集英社などが、ある意味日本のLVMHだとも思うんですよね。

H:よく海外行かれるじゃないですか、日本のアニメの人気は肌で感じますか?

P:ミュージシャンがアニメのタトゥーを入れたりするのはもはや普通ですし、海外の若い世代と話すと、音楽の話よりもアニメの話の方が通じたりするんですよ。コミュニケーションとしてもやっぱりすごい。日本人は過去のものを掘り下げて、愛情を持って、それを新しい形に作り変えていくのが世界でもずば抜けてる、今回のTシャツにもそれが詰まっている気がします。

H:あえて黒の版は使わずに、黒の地の色を利用する“ブラックマジック”は、昔使われてた手法で、当時のアメリカのインクは硬かったので、着心地の為に版数を減らすとか、そういう理由でやってたと思うんですけど。これによって立体感が出て、黒をプリントするのとは全然雰囲気が変わるんですよね。今回使ったシルクの機械は、15版とか多重刷りに対応できる大型の回転機と呼ばれているものなんです。当時はインクジェットの技術もなく、シルクでやるしかなかったので、版数を増やして、色数あるものは対応していました。今回使った機械も、アメリカなどで、何千、何万枚とプリントするための大量生産用で、日本には数台しかないようです。当時、日本のTシャツ文化はそこまで盛り上がっていなかったということもあり。冒頭でも話しましたが、当時その機械を輸入して、いまだに使ってる工場が、数箇所あるという話を聞いたんです。そのうちの1台を、あるつてで使わせてもらえることになりました。そこはインクもアメリカンラバーインクという油性のインク使っていて。90年代にアメリカで使われた機械とインクを使ってるので、日本で生産しているけど、ある意味90年代のアメリカ製なんです。

90年代のアメリカ製のTシャツが、経年変化でボロボロになって、それが価値が出て、今人気になっていますが、これも同じことで、10〜20年と着ていくと、当時のようなインクの割れ方や剥がれ方をして、Poggyさんが言っていたようなバンドTみたいな雰囲気になってくる。そういう手法で作られてます。専門的には詳しくわからないのですが、地の黒を使って版分けできる職人さんも今では少なくて、データを作るのがとても難しいそうです。グラフィックの大きさも、15版でプリント可能なマックスの48センチにしてもらって。簡単にこの絵をそのままプリントしてるように見えますが、真似してすぐ作れるかと言われれば難しいでしょう。

P:ちなみに僕が着ているのも、当時のデッドストックなのですが、ボロボロにしたくて、寝る時にわざわざ着たりして、いい感じになってきました(笑)。

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着丈も詰めているそう

ちなみに、キャラクターでいったら引き合いが多いのはどれになりますか?

K:今はアスカが強いです。テレビシリーズが始まった頃は、やはり綾波の人気がすごかったですけれども。新劇場版では、特に:破でアスカはすごくいいキャラクターになってたので。あとは、服になった時に赤は生えますね。GR8の時並んでる人もアスカのTシャツ着てる人が多かったです。

販売されるデットストックについても教えていただけますか?

K:商品が出ると、版元サンプルとして、それぞれ数個ずつ提出していただきます。Tシャツも、おもちゃも、雑貨もそうなんですけど。それらは関係者に見てもらうとか、少し配ったりするのですが、倉庫代もかかるので、最終的に廃棄されてしまうことが多いです。しかし(当時、TVシリーズの窓口をしていた)ガイナックスはそれを全部倉庫に保管し続けたのです。自分たちもオタクだから、愛着のあるキャラクター商品を捨てられないんですよ(笑)。人に差し上げるのも不公平が発生するので、よろしくない。と言って売るのはもっとダメなんですよ。我々自身(版元)は、メーカーさんから我々が資料として預かってるものなので、版権元が売ってお金を儲けるのは1番やっちゃいけない。結局ものすごい量がストックされていたんですね。売れない、あげられない、捨てられない、だったらチャリティー販売をすればいいのでは!という考えに至りました。その利益は全てアニメや特撮の文化継承のために寄付するので、値段を付けて売りますよと。あえてプレ値を付けさせてもらっているものもありますが、チャリティーという立て付けで、グッズの販売イベントを何回かやらせてもらい、今回もその一環です。30年前の商品とかがあるので、毎回すごい行列ができます。その話をGEEKS RULEさんにしたら「Tシャツがあるんだったら是非売らせてください!」と言われ。

H:「この前500円で売っちゃったな」みたいなことかおっしゃってたので、「それ500円じゃないですよ。5,000円、下手すら50,000円ですよ!」って(笑)。今回はGR8に続く第2弾として、2GではTシャツ以外のスウェットなど秋冬物を販売します。

P:スウェットなどは、Tシャツよりもものとしては少ないですよね?

K:そこまで多くはないですが、他作品と比較すると数はありますね。というのも、エヴァンゲリオンはキャラクター寿命が長いおかげで廃れないんですよ。開発スパンが多少長くなっても売れるという安心感を持って商品化していただける。これが、1クールだけのアニメだと、始まりました→人気が出ました→さあ商品作るぞといって、商品が市場に出るのが1年後だったら、もうみんな忘れてました……といったこともあり得ます。でも、エヴァンゲリオンは、RADIO EVAや多くのブランドが開拓してくださったおかげで、特にファッション系は潤沢に商品がありますから、どのタイミングで出ても古いという印象はありません。加えて、ユーザーの幅も広いです。新劇場版で初めて見ましたという若いファンもいれば、パチンコで好きになったご年配のファンもいる。メーカー側からしても、今の新しいアニメだと、10代の高校生が買える値段のものしか作れないかもしれませんが、40〜50代のお金に余裕のある層にリーチさせる商品なども作れますよね。

P:自分は高校生の時に買ったシカゴ・ブルズのキャップやLevi’s®(リーバイス®)のジーンズがファッションの入り口だと思ってたんですけど、よくよく考えたら、キャプテン翼で若林くんが被ってた帽子を親に買ってもらったのが、自分にとっての初めてのファッションだったなと。なので今の若い子が、アニメだったり漫画から影響を受けてるというのも、まだギリギリ分かるというか。

K:僕だったら、それはファッションではなくてアニメグッズが欲しかったんだろうなって考えちゃってたんですけど、これからは、そこが融合してるのかもしれないなと思いました。

H:PoggyさんはバンドTに例えてましたが、僕はどっちかというとアートTや映画Tを着てる感覚です。

P:両方の側面がありますよね。こうやって改めて見ると、純粋に絵がかっこよいですよね。自分の場合、リアルタイムでは、友達がハマってたのを横目で見ていたぐらいだったのですが、その後にしっかり観て、めっちゃ面白いなっていう。

K:その辺りは、ファッションの力にも後押ししてもらってるなと思うんですよ。作品だけだと、今仰っていたように「なんか友達が見てたよね」で終わってたのが、ファッションやグッズがあると接触機会が増えてくる。そこで興味を持ってもらって、見てもらうに至るみたいなところはあります。その接触点の多さでいうと、ファッションが1番すごいと思うんですよね。フィギュア買っても人に見せる機会はあまりないですが、Tシャツ着て外出したら、あらゆる人にそれを見てもらえるわけですよね。それはすごいなと思うんですね。よくお話しするのは、アニメ見るのは20〜30分で終わっちゃうけど、Tシャツは12時間着てるよねって(笑)。

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