米ディズニー・ワールドで Apple Watch を落とした女性が約500万円も不正利用される
Apple Watchユーザーはパスコードを今一度確認しよう
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クレジットカードやデビットカード、交通系ICなどが登録でき、財布を持ち歩かずともさまざまな決済方法が使用できることから、高い人気を誇る「Apple(アップル)」のスマートウォッチ Apple Watch。そんなモデルの利便性が仇となった“夢であってほしい”事件が、“世界最大の夢の国”と称される米フロリダ州の『Walt Disney World Resort(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)』で巻き起こった。
『WDW News Today』によると、手元に〈Hermès(エルメス)〉のバンド付きApple Watchを装着していた女性は4月13日(現地時間)、『Walt Disney World Resort』にあるディズニーパークの内の1つであるEPCOT(エプコット)を訪れた。彼女は、夫と共にアトラクション “The Seas with Nemo & Friends”に乗り込んだのだが、先述したApple Watchを不意に高い位置から落としてしまったそう。それを見た夫が乗り物から降りてそれを回収しようとしたところ、キャストに安全規則違反だと止められ、“後で宿泊しているホテルにて返却する”との説明を受けたそうだが、その後、彼女たちが女性はホテルに戻ると、キャストからApple Watchを回収していないと伝えられた。
彼女は既にApple Watchに限度額無制限の「American Express(アメリカン・エキスプレス)」のカードを登録していたが、同社から1日を通して何度も詐欺の警告連絡が届いており、結果としておよそ4万ドル(約500万円)もの大金が不正利用されてしまったというのだ。女性は犯人を訴訟するためオレンジ・カウンティの保安官事務所に重大窃盗として届け出ているそうだが、現時点で犯人がどのような方法を駆使して不正利用したのかはわかっていない。実際にApple Watchで買い物を行うには、パスコードを入力するなどしてロックを解除する必要がある。簡単に決済できてしまうApple Watchだからこそ、他人からは推測されにくいパスワードを常に設定しておくことが重要なのかもしれない。