世界の高級時計ブランドの“2021年版人気ランキング”が発表

Chrono24

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ドイツ・カールスルーエに本社を構える世界最大級の高級時計専門マーケットプレイス『Chrono24（クロノ24）』が、同サイトの約1億人以上のユーザー取引データより、2021年の年間総合ランキングと国別人気ランキングを発表した。

まず2021年度の“世界の総合時計ブランドランキング”では、〈Rolex（ロレックス）〉が昨年に引き続き1位をキープ。しかし、2021年度上半期時点でシェア率（*『Chrono24』における購入リクエストのうち、各ブランドが占める割合のこと）の減少が見られて34.1％となっていたが、最終的には30％を下回る形に。〈OMEGA（オメガ）〉も2位を獲得したものの、シェア率は微減の結果となった。一方、2021年上半期時点で4.3%までシェア率を伸ばし、当初4位にランクインしていた日本の時計ブランド〈Seiko（セイコー）〉は、最終的に4.9%にまでシェアを広げ、見事3位にランクインしている。本ランキングの詳細は以下の通り。

2021年度　世界の総合時計ブランドランキング
1位：Rolex（2021年シェア率：29.5%、2020年シェア率：37.3%）
2位：OMEGA（2021年シェア率：10.5%、2020年シェア率：11.0%）
3位：Seiko（2021年シェア率：4.9%、2020年シェア率：3.4%）
4位：Breitling（2021年シェア率：4.7%、2020年シェア率：5.1%）
5位：Audemars Piguet（2021年シェア率：3.8%、2020年シェア率：3.9%）

次の2021年度の“国別時計ブランドランキング”でも、〈Rolex〉は不動の1位という結果に。〈Rolex〉は2021年上半期時点では日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、香港の中で、日本とフランスを除くすべての国で3分の1以上のシェアを占めていた。2021年度通年では、3分の1のシェアを超えたのはドイツとイギリスのみ、フランスと日本では30％を下回る結果となったが、いずれの国でも圧倒的な人気を誇り、2位と比べても倍以上のシェア率を達成した。アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスのランキングは2020年と全く同じ結果に。特に〈OMEGA〉の人気は高く、すべての国で2位にランクインした。『Chrono24』のユーザーが拡大中のアジアでは、欧米に比べてランキング結果にも変化が見られた。日本では〈Tudor（チューダー）〉が〈OMEGA〉を抜いて4位に、香港では5位に〈Seiko〉がランクイン。またどちらの国でも2位は〈Patek Philippe（パテック・フィリップ）〉、3位が〈Audemars Piguet（オーデマ・ピゲ）〉という結果に。本ランキングの詳細は以下の通り。

2021年度　国別時計ブランドランキング
（日本）
1位：Rolex
2位：Patek Philippe
3位：Audemars Piguet
4位：Tudor
5位：OMEGA
（香港）
1位：Rolex
2位：Patek Philippe
3位：Audemars Piguet
4位：OMEGA
5位：Seiko
（アメリカ）
1位：Rolex
2位：OMEGA
3位：Audemars Piguet
4位：Seiko
5位：Breitling
（ドイツ）
1位：Rolex
2位：OMEGA
3位：Breitling
4位：TAG Heuer
5位：Tudor
（フランス）
1位：Rolex
2位：OMEGA
3位：Seiko
4位：Breitling
5位：TAG Heuer
（イギリス）
1位：Rolex
2位：OMEGA
3位：Cartier
4位：Patek Philippe
5位：Audemars Piguet

2021年度の“世界の総合時計モデルランキング”では、昨年度に引き続き今年も1位に〈Rolex〉のDatejust（デイトジャスト）、2位にSubmariner（サブマリーナー）がランクイン。また、2021年度ではDaytona（デイトナ）がシェアをあげ、5位に昇格した。本ランキングの詳細は以下の通り。