カート・コバーンが幼少時代を過ごした家が一般公開に向けて修復中
2022年春にファンへ向けたプライベートツアーが開催予定

1990年代に世界中で絶大な人気を誇ったバンド Nirvana(ニルヴァーナ)のフロントマンである故 Kurt Cobain(カート・コバーン)。死後25年以上経った今もなお彼を崇拝するファンは後を絶たない。そんな永遠のカリスマであるKurtが幼少時代を過ごした家が修復され、来春にはファンのために公開されることが明らかになった。
Kurtが1968年から1984年まで過ごした家はアメリカ・ワシントン州アバディーンに現存しており、今年7月に『Washington State Department of Archaeology and Historic Preservation(ワシントン州考古学歴史保存局)』によって“歴史的に重要な場所や建物”として正式に遺産登録された。現在この家を所有するLeeとDanielle Bacon夫妻は、2018年に前オーナーから225,000ドル(約2,460万円)で購入。彼らはこの家をKurtが住んでいた当時の状態に復元し、2022年春にファンのためのプライベートツアーを開催するという。また、Bacon夫妻は同市内のダウンタウン地区にKurtの偉業を讃える『Tribute Lounge & Gallery Cafe(トリビュート・ラウンジ&ギャラリー・カフェ)』もオープンする予定とのこと。このスペースではNirvanaをはじめとする1990年代のアメリカのグランジシーンを捉えたカメラマンとして有名なCharles Peterson(チャールズ・ピーターソン)の写真や、Kurtゆかりの品々が展示される。Leeはこの一連の計画について「20年後の未来でも、Kurtのことを知りたいと思う人たちのために(このプロジェクトを)やり遂げなければなりません。この家や展示を通して、彼がどのような人物でどんな功績を残したかを多くの人々に知ってもらいたいのです」