Vans の共同創設者 ポール・ヴァン・ドーレンが死去

享年90歳

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スケートボードカルチャーには欠かせない存在である〈Vans(ヴァンズ)〉の共同創設者 Paul Van Doren(ポール・ヴァン・ドーレン)が5月6日(現地時間)に死去した。享年90歳。死因については公表されていない。

1930年にアメリカ・ボストンで生まれたPaulは、“Vanとその仲間たち”という意味を込めた〈Vans〉を1966年に友人 Gordon Lee(ゴードン・リー)とSerge D’Elia(セルジュ・デリーア)、そして弟 James Van Doren(ジェームズ・ヴァン・ドーレン)の4人で創設。同年にオープンした1号店では3種類の靴しか取り合わず、価格も2.49ドルから4.99ドルだったことからなかなか利益を上げられずにいたが、その中でPaulは店舗を増やしスニーカーを大量生産することで結果的にコストダウンに成功。その後、頑丈なアッパーとグリップ力の強いソールを持ち味とするスニーカーは西海岸のスケーターに支持され始めると、瞬く間に人気が世界中へと飛び火。映画『Dog Town and Z Boys』や『Fast Times at Ridgmont High』で登場人物が履いていたことも拍車を掛け、今では横乗り勢で〈Vans〉を履いたことがない人物など存在し得ないほど、カルチャーに深く根付くブランドとなった。

「共同創設者であるポール・ヴァン・ドーレンのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。Paulは単なる起業家ではなく、革新者でした。Van Doren Rubber Companyは靴業界での実験と努力の生涯の集大成でした。Paulは製品のデザイン、流通、マーケティングにおいて大胆な実験を行い、また、数字や効率に対する才能を発揮し、家業である靴屋を世界的に認められるブランドへと育て上げました。私たちはVan Doren家と数え切れないほどのVansファミリーに愛と力を送ります」

『HYPEBEAST』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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