ハードロックやヘヴィメタルを聴くと不健康になるとの研究結果が発表

歪みを特徴とするサウンドや大音量の音楽は感情を高ぶらせ、脂肪分の多い食事を摂りたくなる行動を誘発させるとのこと

ミュージック
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今でこそヒップホップやダンスミュージックの台頭によって下火気味だが、1970~80年代に一世を風靡した音楽ジャンルといえばハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)である。時代の寵児 Post Malone(ポスト・マローン)もHR/HMに多大なる影響を受けていることを公言し、実際に“メタルの帝王”ことOzzy Osbourne(オジー・オズボーン)と楽曲まで制作しているが、このたび同ジャンルを聴くと不健康になるという驚きの学術が発表された。

オランダ・アムステルダムの大手出版社「Elsevier(エルゼビア)」が運営する電子データベース『ScienceDirect(サイエンスダイレクト)』に掲載された問題の学術によると、食事の動機は内面的なものだけではなく多面的に構成されており、BGMを含む外部環境が無意識に食選択の行動に影響を与えているとのこと。実際に東洋人と西洋人を代表して中国人114名とデンマーク人101名の計215名を研究対象に、同じ曲の“健康バージョン”と“不健康バージョン”を製作し半数ずつに聴かせたところ、“不健康バージョン”を聴いた人々の方がより不健康な食生活を送る傾向にあることが判明したそうだ。

そして、“不健康バージョン”の代表ジャンルとしてカテゴライズされたのが何を隠そうHR/HMなのである(“健康的な音楽”はクラシックなど)。何を基準に“不健康的な音楽”としたかは不明だが、いわく歪みを特徴とするサウンドや大音量の音楽は感情を高ぶらせ、これが脂肪分の多い食事を摂りたくなる行動を誘発させるそうだ。ちなみに具体的な曲名などは明かされていないが、攻撃的なリリックを含むヒップホップも“不健康的な音楽”に分類されているという。

一方でThe University of Massachusetts(マサチューセッツ大学)の研究チームは過去に、HR/HMを聴くと内耳にある器官・小嚢が刺激されることで脳に心地よさを与え気分がよくなるという研究結果を発表している。今回の学術内容はHR/HMもヒップホップも聴く筆者としてはなんとも信じがたいので、ハードロッカーおよびメタラーの読者の皆様も頭の片隅に入れておく程度で問題ないだろう。

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