Travis Scott の主催する音楽フェス Astroworld で8人が死亡
300人以上が負傷し、14歳の少年も帰らぬ人に

2018年よりTravis Scott(トラヴィス・スコット)が地元アメリカ・ヒューストンで主催している音楽フェス「Astroworld Festival(アストロワールド フェスティバル)」。今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による2年ぶりの開催ということもあり、その前後にさまざまなファンイベントを仕掛け、注目の〈Nike(ナイキ)〉とのコラボ Air Max 1を会場で世界先行販売するなど、例年にも増して気合の入った内容となっていたのが、この盛り上がりが思わぬ悲劇を招くこととなってしまった。
11月5~6日(現地時間)に開催される予定だった「Astroworld Festival」の初日夜、メインアクトとして主催者 Travisが登場。すると観客がステージに向かって一気に押し寄せ、将棋倒しが発生するなどパニック状態に。しかし、Travisはこれを興奮の一種だと勘違いしパフォーマンスをスタートしてしまったのだ。案の定盛り上がりと共にパニックはさらに広がり、しばらくパフォーマンスを披露したTravisが会場の異様な雰囲気に気付き、何度か中断し警備員に救護要請を指示。だが、Travisと運営側は観客の数人が興奮のあまり失神してしまった程度だと勘違いしていたため、パフォーマンスが再開される場面も。結果として300人以上が負傷し、23人が病院に搬送。そのうち11人が心肺停止で、14歳の少年を含む8人が亡くなったと報じられている。
当然2日目もキャンセルされ、Travisは『Instagram』のストーリーで「現在、被害者の家族の身元を特定する作業を行っている。俺のファンは、俺にとっての全てだ。ファンのみんなには、いつでもポジティブな体験をしてほしいと思っている。パフォーマンス中に何かが起こっていると分かった時は、すぐに止め彼らが助けを得られるようにした。だがあのような悲惨な事態になっているとは想像もしてなかった。少しでも情報がある人は、地元自治体に連絡してほしい。これからもできる限りのことをして全てを伝えていくつもりだ。みんな、愛してる」と涙ながらにコメントした。
幼い少年の命まで奪ってしまった今回の悲劇。要因は複数挙げられているが、オフィシャルチケットで会場入りした約5万人とは別に入場ゲートを無理やり突破した数百人~数千人の不法侵入者の影響でキャパシティーがオーバーしてしまったこと、そもそも入場者数に対して会場の大きさが見合ってなかったこと、ワールドシリーズ以上のセキュリティが配置されてはいたものの警備が手薄だったこと、そして無差別に他人に薬物を注射していた観客の存在も確認されている。また、Travisのパフォーマンスを一度でも見たことがある方であれば分かるだろうが、彼が観客を扇動し客席でモッシュピットが発生するのはざらにあり、これが被害を拡大させてしまったとも言われている(過去にライブの扇動で逮捕経験あり)。
現在、Travisと「Live Nation(ライブ・ネイション)」、そしてゲスト出演したDrake(ドレイク)が訴えられたというが、この事件に関しては進捗があり次第すぐにお伝えしたい。『HYPEBEAST』編集部一同、被害者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
— TRAVIS SCOTT (@trvisXX) November 6, 2021
— ASTROWORLD FEST (@astroworldfest) November 6, 2021
Travis Scott takes to his Instagram story to address the tragedy at last night’s Astroworld Festival.
pic.twitter.com/4NRY3dGl7Q— Pop Base (@PopBase) November 7, 2021