獄中の NBA YoungBoy が全米アルバムチャートで1位を獲得
2PacとLil Wayneに次ぐ史上3人目の快挙

2020年9月より銃刀法違反等の罪で服役しているアメリカ・ルイジアナ出身の若きラッパー YoungBoy Never Broke Again(ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン)。現在21歳の彼は、15歳で1stミックステープ『Life Before Fame』を発表し、18歳でのデビューアルバム『Until Death Call My Name』』は『Billboard(ビルボード)』のアルバムチャート “Billboard 200”で24位を獲得するなど、若くして音楽的才能を発揮してきた。だがその一方、冒頭の件をはじめ17歳の時にも殺人未遂の罪で逮捕されたりと、ネガティブな一面もある。
そんな彼は、9月24日(金)に3rdアルバム『Sincerely, Kentrell』を獄中からリリースしたのだが、なんと“Billboard 200”で3週連続トップを維持していたDrake(ドレイク)の『Certified Lover Boy』を蹴落とし見事初登場1位を獲得。これにより、2Pac(トゥパック)とLil Wayne(リル・ウェイン)次いで獄中から全米アルバムチャートで1位を獲得した3人目のラッパーとなった。
もちろんNBA YoungBoyの行いを肯定することはないが、これまでT.I.(ティーアイ)やGucci Mane(グッチ・メイン)、最近でいえばKodak Black(コダック・ブラック)やYNW Melly(YNWメリー)らが同様の状況でアルバムをリリースしてきたものの、ファンの支持を得れなかったことを考えると、彼が抜群の人気/実力を誇っているのが分かる。
まだ『Sincerely, Kentrell』を聴いていない方は早速下記から再生してみよう。なお、彼の楽曲もセレクトしている『HYPEBEAST』編集部が贈るプレイリスト企画 “HYPEBEAST SOUNDS”はこちらから。