注目の新興スマートフォンブランド realme から深澤直人がデザインを手掛けた GT Master Edition が登場
旅を想起させるスーツケースを模したデザインがクールな逸品

中国の大手通信機器メーカー「OPPO(オッポ)」の出身者 Sky Liによって2018年に設立された家電メーカーおよびスマートデバイスブランド「realme(リアルミー)」から、日本を代表するプロダクトデザイナー 深澤直人がデザインを手掛けたスマートフォン GT Master Editionが発表された。
「realme」は高いデザイン性と機能性を兼ね備えたプロダクトを他社に比べて低価格で提供しており、近年若い世代を中心に世界中で急速に支持を集めている。2020年11月に「Counterpoint Technology Market Research」が発表した同年第3四半期の世界スマートフォン出荷台数の統計では販売台数 5,000万台を達成し、“世界で最も急成長しているスマートフォンブランド”と称されることに。現在同ブランドは世界61の国と地域で展開されており、今年4月からは日本市場にも参入している。
先述の通り、「realme」のプロダクトの魅力の1つは洗練されたデザインにある。同社は昨年にも深澤氏が手掛けたスマートフォン X2 Pro Master Editionを発表しており、国際的に権威のあるデザイン賞「Red Dot Design Award 2020(レッド・ドット・デザイン賞 2020)」を受賞した。今回のGT Master Editionは、旅行をイメージし、スーツケースをモチーフにしたデザインが特徴だ。素材は特殊なヴィーガンレザーを採用し、スーツケースの水平方向のグリッドや質感を忠実に再現しているという。CPUにSnapdragon 778Gを備え、6,400万画素のメインカメラと800万画素を誇る119°の超広角レンズ、そして200万画素の4cmマクロレンズというトリプルカメラが搭載されるなど、機能面も充実。価格帯は399ユーロ(約5万3,000円)〜となっており、同価格帯の他のモデルよりスペック、デザイン共に納得の仕上がりとなっている。
深澤直人デザインによるGT Master Editionは、本稿執筆時点では海外のみでの展開となる。日本国内でも販売されるかは明らかになっていないが、今後その可能性がないとも言い切れないので、ブランドからのアナウンスを待とう。なお、スペックなどの詳細に関しては「realme」の公式サイトでご確認を。