UPDATE:名門インテルが創設113年目にしてクラブ名とエンブレムを変更か
グローバルでの認知度向上を目的としたシンプルなものに(UPDATE:新エンブレムが発表)

UPDATE(2021/3/31):11年ぶりのスクデット獲得に向け首位をひた走るインテルが、以前から明らかにしていた新エンブレムを遂に発表した。クラブ創立113周年にあわせてリニューアルされたその気になるデザインは、ドイツのデザインスタジオ「Bureau Borsche」が手がけ、インテルの“I”とミラノの“M”を組み合わせたフラットでシンプルなものに。クラブの公式オンラインストアでは、早速新エンブレム入りのコレクションが販売されているので、気になる方はこちらから。
I M FC Internazionale Milano.
Ciò che sono oggi è frutto di ciò che sono sempre stata.
Aperta al mondo, radicata in una città.#IMInter pic.twitter.com/OZ51WRi6cz— Inter (@Inter) March 30, 2021
ORIGINAL(2021/1/20):ACミランと同じく、イタリア・ミラノをホームタウンとするフットボールクラブとして1908年に創設されたインテル。1929年から90年以上続くセリエAの歴史の中で、唯一降格経験のない名門クラブであり、フットボールに疎い方でも過去に長友佑都が所属していたクラブとしてその名くらいは耳にしたことがあるはずだ。だが、インテルというクラブ名が略称であり、フットボール・クラブ・インテルナツィオナーレ・ミラノという正式なクラブ名を知る人はそう多くないだろう。
クラブも長年この“正式なクラブ名が知られていない問題”に悩まされていたが、どうやら3月9日の創設113周年という節目のタイミングでリブランディングを図り、遂にクラブ名の変更を決定したそうだ。新クラブ名はインテル・ミラノで、長い名称を簡略化することでグローバルでの認知度向上および本拠地ミラノとの関係を強固にするのが狙いだという。また、クラブ創設時から使用されてきた円形エンブレムもインテル・ミラノの頭文字 “IM”を基調としたシンプルなデザインになるそうだ。
今回の決定は往年のサポーターたちの怒りを買いそうだが、実際、ユベントスは2017年にクラブ創設120周年にあわせてエンブレムをシンプルなデザインに変更して以降、〈PALACE SKATEBOARDS(パレス スケートボード)〉を招聘したコラボコレクションを発表するなどして、国内外の新規ファンを多方面から獲得している(もちろんCristiano Ronaldoの存在も大きい)。ただ筆者的には、あのクラシカルなエンブレムだけでも残してほしいところである……。