アナログレコードが1986年以来初めてCDの売り上げを上回ることに
音楽業界全体ではストリーミングが総収益の85％を占める
アメリカ国内におけるアナログレコードの売り上げが、1986年以来初めてCDのそれを上回ったことが明らかとなった。
「RIAA（アメリカレコード協会）」の発表した2020年の中間報告によると、アナログレコードは2020年6月までに2億3,210万ドル（約243億円）を記録し、CDの1億2,990万ドル（約138億円）を越えた。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）などの影響によって、フィジカル全体の売り上げは23%下落。CDは48%低下している一方、アナログは毎年4月の第3土曜日に世界同時開催されている“RECORD STORE DAY（レコードストアデイ）”の付近から伸び始め、同期間だけでも80万2,000枚のヴァイナルが売れたという。一方のデジタルの売り上げはCDと比例するように22%落ちる結果に。
音楽業界全体で見ると、その収益は5.6%増加の57億ドル（約6,040億円）。大方の予想通り、ストリーミングが総収益の85％を占め、有料ストリーミングサービスのサブスクリプションは24％増加している。
THE AVALANCHES（アヴァランチーズ）4年ぶりとなる3rdアルバム『We Will Always Love You』もチェックしておこう。
