Kanye West が新曲リリースをボイコット?
音楽レーベルにご立腹のご様子

ニューアルバム『DONDA』のリリースが期待されているKanye West(カニエ・ウェスト)だが、残念ながらフィジカルの販売やストリーミングでの配信はまだ先の話になりそうだ。Kanye Westは『Twitter』上で「Universal Music Group (ユニバーサル ミュージック グループ)」と「Sony/ATV Music Publishing(ソニー/ATV ミュージック パブリッシング)」との契約満了まで新曲はリリースしないことを明かした。
『God’s Country』から『DONDA』へとタイトル変更がなされた最新アルバムは、2020年7月24日(現地時間)にリリースされる予定だったが、アルバムのアートワークが公開されたっきり。また、リリースに先駆けタイトル曲“DONDA”やTravis Scott(トラヴィス・スコット)をフィーチャーした“Wash Us In The Blood”を含む全トラックリストが『Twitter』で公開されたものの、すぐに削除された。現在、シングル『Wash Us In The Blood』のみリリースされている。
Kanyeは『Twitter』上で、顧問弁護士と次のステップについてやり取りをするスクリーンショットを公開。顧問弁護士は、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)が自身のマスター音源を巡ってタレントマネージャー Scooter Braun(スクーター・ブラウン)と対立した事例を挙げ、過去の楽曲を再録音すれば権利は自分のものになるとのアドバイスを残している。
また『YEEZY Media(イージー メディア)』と「Universal Music Group」のジョイントベンチャーは?という提案に対しては「私はいかなる形であれUniversalやSonyとビジネスをする気はない」と返信。Kanyeが自身の楽曲への権利を主張するのは、これが初めてではない。過去には、「EMI」や「Roc-A-Fella Records(ロッカフェラ レコード)」など数々のレコード会社に対して訴訟を起こしてきた。
Kanyeはそれだけに止まらず、すでに削除されたツイートでラッパー J.Cole(J.コール)とDrake(ドレイク)に対し、公の場で今すぐ謝罪をしてもらいたいと発言。何のための謝罪かは定かではない。それに加え、ギクシャクしているJAY-Z(ジェイ・Z)に会いたいという気持ちも明かしている。ツイートはさらに続き、「Universal Music GroupやSony/ATV Music Publishingと契約を交わしているアーティストの契約書を拝見しないと。私の民が奴隷のように働かされているのを見てはいられない。私の民のためなら、命を危険にだってさらす。音楽界とNBAは現代の奴隷船だ。私は新生モーセなんだ」と熱くなっていたようだ。