世界で“最も人気のある美術館/展覧会”ランキング2019年版が発表

展覧会TOP10のうち日本から3つがランクイン

アート
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イギリスの美術月刊紙『The Art Newspaper(ザ アート ニュースペーパー)』が、2019年で最も人気のある美術館/博物館、展覧会のランキングを発表した。このランキングは、今回の調査から漏れたアジアとイタリアのいくつかの施設を除いて、世界中の美術館/博物館の来場者数から収集したデータに基づいている。

最も来場者数が多かった展覧会の1位と2位は、ブラジル・リオデジャネイロとベロオリゾンテに位置する『ブラジル銀行文化センター』で開催された“DreamWorks”。これは、アメリカの映画製作会社「DreamWorks(ドリームワークス)」のアニメーション作成の裏側等に関する展示だった模様。ついで3位には、同じく『ブラジル銀行文化センター』で行われた中国人アーティスト Ai Weiwei(アイ・ウェイウェイ)の回顧展。巨大な木の根を描いた鋳鉄の彫刻が並べられた彼の展覧会には、110万人以上の人が訪れたという。このレポートでは、Ai Weiweiが世界で最も人気のあるアーティストだと報告している。このランキングの上位10位以内に、ブラジルの展覧会が4つ、日本の展覧会が3つ含まれる結果となった。

一方、世界で最も人気のある美術館のランキングでは、1位と2位を昨年に引き続き『ルーブル美術館』『中国国家博物館』が獲得。6位に留まったものの、イギリス・ロンドンの『テートモダン』は年間で600万人という記録的な来場者数を達成した。

各ランキングのトップ10は下記よりチェック。より詳細なランキングはこちらを確認しよう。

世界で最も人気のある美術館 2019

1位:ルーブル美術館(フランス)
2位:中国国家博物館(中国)
3位:ヴァチカン美術館(ヴァチカン市国)
4位:メトロポリタン美術館(アメリカ)
5位:大英博物館(イギリス)
6位:テートモダン(イギリス)
7位:ナショナルギャラリー(イギリス)
8位:エルミタージュ美術館(ロシア)
9位:ソフィア王妃芸術センター(スペイン)
10位:ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(アメリカ)

世界で最も来場者数の多かった展覧会 2019

1位:DreamWorks(ブラジル銀行文化センター/リオデジャネイロ)
2位:DreamWorks(ブラジル銀行文化センター/ベロオリゾンテ)
3位:Ai Weiwei:RAIZ(ブラジル銀行文化センター/リオデジャネイロ)
4位:ムンク展―共鳴する魂の叫び(東京都美術館)
5位:クリムト展 ウィーンと日本 1900(東京都美術館)
6位:ツタンカーメン:ファラオの宝物(ラ・ヴィレット)
7位:国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅(東京国立博物館)
8位:ジャン=ミシェル・バスキア/エゴン・シーレ(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)
9位:Diane Arbus:Box of Ten Photographs(スミソニアン・アメリカ美術館)
10位:50 Years of Realism: Photorealism to VR(ブラジル銀行文化センター/リオデジャネイロ))

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