The Notorious B.I.G. が正式に“ロックの殿堂”入りを果たす
ヒップホップ史上に残した功績を称えた受賞
今年1月に発表された“ロックの殿堂”こと“Rock and Roll Hall of Fame”の2020年殿堂入アーティストとして名を連ねていた、1997年に他界した伝説のラッパー The Notorious B.I.G.(ザ・ノトーリアス・B.I.G.)。殿堂入りセレモニーは当初5月が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりセレモニーではなく、特別番組が放送される形に。
同番組では、The Notorious B.I.G.の息子 CJ Wallace(CJ・ウォレス)と娘 T’yanna Wallace(ティアナ・ウォレス)が父親の代わりに賞を受け取り、父親に対する愛をスピーチで語った。T’yanna Wallaceは「私の父親が亡くなった時、私はまだ3歳でした。彼のことをそこまで知ることはできなかったものの、彼のファンや私たちの家族を通じて、いかに彼の音楽がヒップホップ史上に影響をもたらしたのか目の当たりにしました。彼はニューヨークの“王者”になっただけでなく、カルチャーの“王者”になることができました」とコメント。それに続き、CJ Wallaceは「Christopher George Latore Wallace(クリストファー・ジョージ・レイトア・ウォレス)ことThe Notorious B.I.G.ことBiggie Smalls(ビギー・スモールズ)ことFrank White(フランク・ホワイト)ことThe King of New York(ザ・キング・オブ・ニューヨーク)。私たちの父は、ヒップホップの原型を形成していった人物の一人です。彼は、黒人コミュニティと世界のために未熟なアートフォームに大変革をもたらすことを手助けしました。この場を借りて、彼の名前と彼が貫いたブラックミュージックや創造性、自己表現、黒人の自由への情熱を語ることができ、とても光栄に思います」と締め括っている。
「Pepsi」が手掛けたThe Notorious B.I.G.のフリースタイルのミュージックビデオも合わせてチェックしておこう。