“スタイル”のある稀有なフットボールプレイヤー ポール・ポグバの東京初滞在に独占密着
僕はカルチャーと共に育ったんだ ーー ポグバがカルチャーの震源地である東京に上陸し、数々のアーカイブが保管されているストリートの楽園「BAPE LAND」を見学
「ストリートが全てだよ」、そう語るのは中盤を制圧するダイナミズムと191cmの長身選手とは思えない華麗なテクニックを代名詞に、W杯制覇で世界一の称号を手にしたPaul Pogba(ポール・ポグバ)である。しかし、彼が口にする“ストリート”とは、彼のキャリアの原点となったストリートフットボールのことのみではない。〈adidas Football(アディダス フットボール)〉がサポートする同選手は、世界でも指折りのスター選手でありながら、その立ち振る舞いやオフの会話からは造詣の深い“文化人”としての一面が垣間みえ、ライフスタイルを通してストリートという広義なカルチャーにのめり込んでいる。
同選手は、6月中旬に開催された「TANGO LEAGUE TOKYO FINAL」で東京に初来日。そのまたとない機会に、『HYPEBEAST(ハイプビースト)』は『HYPEBEAST Magazine Issue 17: The Connection Issue』の表紙で共に仕事をしたという過去のリレーションシップもあり、彼の東京滞在に同行することを許された。初滞在ということもあり、フリーの時間はストリートカルチャーの震源地である原宿にも足を運んだが、先述のイベント参加後に訪れたのは「BAPE LAND」。そう、〈BAPE®️(ベイプ)〉の膨大なアーカイブやKAWS(カウズ)のアートワークをはじめとする極めて希少価値の高いプロダクトが一堂に会す“ストリートの楽園”である。「BAPE LAND」内を散策する#6の目はまるで何かヒントやインスピレーションを得るかのように真剣で、当初予定していたアクティビティを後ろ倒しにしてまで館内を隈なく観察していた姿は非常に印象的だった。
密着を通して感じたことは、彼はピッチ上でも日常でも“スタイルがある”ということ。特徴的なヘアスタイルやファッションはもちろん、カメラを向けられた際のポージング、会話のテンポ、どこを切り取っても様になる選手はフットボールの世界では稀有な存在である。また、彼がインタビューの最中にこぼした「カルチャーが僕の育つべき場所を提示してくれて、僕はカルチャーと共に育ったんだ」という言葉は、カルチャーを心から愛する人だからこそ自然に出てくるものだろう。それと同時に、Pogbaという一個人は、カッコいいことだけがカルチャーではないことを理解している。身の回りに当たり前のように存在し、自分の好奇心を駆り立てるものを素直に愛すること。もちろん、その裏には泥臭い努力などもあるはずだが、そんな純粋な気持ちが彼のパーソナリティを形成し、現在のスタンスを確立しているのだ。
「BAPE LAND」の滞在と単独インタビューの様子を切り取り編集した『HYPEBEAST』とPogbaのエクスクルーシブムービーは、上のYouTubeプレーヤーをチェックしてみてほしい。
なお、現在今回の独占密着を記念して、もうひとつ、エクスクルーシブなコンテンツを準備している。その全貌も近日中に発表予定なので、引き続き『HYPEBEAST』のアップデートをお見逃しなく。