オフホワイトのスタッフパーティーが人種問題に発展？

オフホワイトヴァージル・アブロー Virgil Abloh, Off-White™ Face Diversity Scrutiny

Paul Mougeot/Hypebeast

否が応でもその動向が注目されてしまう、時代の寵児Virgil Abloh（ヴァージル・アブロー）であるが、最近アップされた一連の動画が波紋を呼んでいる。

それは、イタリアの〈Off-White™️（オフホワイト）〉デザインチームによるスタッフパーティーの一部始終。従業員の楽しげな様子が捉えられている映像だが、映し出された136人のメンバー内に黒人が1人も登場しないことがネット上で大炎上に発展。この批判に対しブランド側は以下のようにコメントしている。「多様性を問うのであれば、Virgil Ablohはアフリカ系アメリカ人であることに誇りを持っています。彼のデザインチームは多様であり、Samuel Ross（サミュエル・ロス）、Heron Preston（ヘロン・プレストン）、No Vacancy Inn（ノーバカンシーイン）をはじめとする多くのデザイナーは、Off-White™を介して現在のプラットフォームを提供されています。これはほんの一例であり、彼らの存在がブランドの成長を手助けしています。Off-White™は、黒人によって創業された黒人による企業です」。またVirgil自身も「私のデザインチームはこの世界が大きいほどに多様です。映像はイタリア・ミラノにあるOff-White™本社でのディナーの風景です。このパーティーはイタリアチームの日頃のハードワークを労うためのものでした」と述べた。さらに自らのInstagramストーリーにて、これまで一緒に仕事をしてきた黒人デザイナー、フォトグラファー、モデル、ラッパー、アスリートらの写真を連続投稿。Virgil周りのキーパーソンも黙っておらず、先述の〈No Vacancy Inn〉のTremaine Emory（トレメーヌ・エモリー）は、Virgilが2013年に〈A-COLD-WALL*（ア・コールド・ウォール）〉のSamuelへ実際に送ったメールのスクリーンショットを公開し、自身の見解を綴った。非常にセンシティブな問題なだけに、その余波はしばらく続くかもしれない……。