『スーパーマリオブラザーズ』の未開封品が驚愕の1,100万円で落札
6桁(ドル換算)の値段で落札された史上初のゲームソフトに
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コインなどを中心に歴史的価値を持つアイテムの出品に定評のある「Heritage Auctions」で、1985年にファミリーコンピュータ向けに発売されたゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ』の未開封品が10万150ドル(約1,100万円)という驚愕の値段で落札された。
この『スーパーマリオブラザーズ』には「任天堂」のロゴが入った黒い円形箔押しのステッカーが貼られているそうだが、これは海外版ファミリーコンピュータNESを売るためのテストマーケティングの際に売られていたもので、このステッカーがある未開封品は非常に高い価値があるという。ゲームコレクションの権威「WataGames」の会長兼CEOを務めるDeniz Khan(デニズ・カーン)は、「個人的ではございますが、私はいつもステッカー付きのマリオはビデオゲームの歴史の中で最も価値があると発言してきました」とコメント。また、Khan会長曰く、この商品を出品したのは「Wata」をサポートしていたボランティアの人物で、「彼は6桁以下では売らないと言っていましたね。他にも今回落札したグループ以外でも落札に関心を示していたバイヤーもいます。彼らは非常に高価な5桁(USD換算)でオファーを持ちかけてきました。50,000ドル(約550万円)以上でした。でもそれは彼にとって十分なものではありませんでしたね」と今回の落札に至る背景についても語っている。
また、Khan会長は「ビデオゲームは漫画やクルマ、またはコインと同じような道を辿り、100万ドルで売れるような日が来るのも時間の問題でしょう」とゲームの未来を予想。筆者もゲームではないが、かつて『スーパードンキーコング2』のサウンドトラックに20万円もの値段がつけられていることに驚いた覚えがある。黎明期に誕生したゲームも初代Macなどと同様、歴史を物語る貴重な財産になることだろう。
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