ネバダ州の砂漠で開催中の世界最大のアートフェス Burning Man 2017の息を呑む壮大なインスタレーションの数々をチェック

電気/ガスなどのライフライン、お金も存在しない原始的で創造的なフェスティバル

デザイン
8,282 Hypes

アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠にて毎年開催される世界最大のアート/音楽フェスティバル「Burning Man(バーニング・マン)」をご存知だろうか。今年は8月27日~9月4日の日程で開催され、現在祭典真っ只中の「Burning Man」は、電気、水道、ガス、電話などのライフラインは整備されておらず、お金も存在しない街“ブラックロック・シティ”を“Burner(バーナー)”と称される参加者で作り上げ、新しく出会う人々と共同生活を送る原始的なフェスティバルだ。その劣悪な環境で生活するには他者との協力、助け、親切な心が必要不可欠。他者と共に生きていく上で重要な人間の本質に寄り添った「Burning Man」の10ヵ条なるものが設定されているので、以下から和訳を確認してみてほしい。

 1. どんな人をも歓迎し尊重する(Radical Inclusion)
 2. 見返りを求めず、贈り物をする(Gifting)
 3. 商業行為をしない(Decommodification)
 4. 自力本願(Radical Self-reliance)
 5. 自己表現(Radical Self-expression)
 6. 他者と協力する(Communal Effort)
 7. 市民としての責任を持つ(Civic Responsibility)
 8. 後片付けを徹底し環境を尊重する(Leaving No Trace)
 9. 積極的に参加する(Participation)
 10. いまを生きる(Immediacy)

また、毎年アートテーマが設定され、会場の各所には様々なアートインスタレーションが設置される。今年は“Radical Ritual”がテーマになっており、“いま”を生き、人々の心を解き放つ全身全霊の創造的な“遊び”を経験すべく多くのバーナーたちが集っているようだ。フェスティバルの最後にイベントの象徴である木製の人型像“The Man”に火を放ち、完全焼却するのが通例の儀式になっているのだが、The Manをはじめとする2017年の創造的なインスタレーションの数々と、その壮大な景色も、以下のバーナーたちのInstagramから確認しておこう。

Read Full Article
 
ニュースレターに登録して、“最新情報”を見逃さないようにしよう。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。