『THE PARK・ING GINZA』のある『ソニービル』が取り壊しへ
「SONY」が246億円の一等地に空き地を作る?
創立70周年を迎えた電機メーカー「SONY」が、『THE PARK・ING GINZA』や〈bonjour records〉などがショップを構える『ソニービル』の取り壊しを発表した。インスタレーションや「Sony Innovation Lounge」開設のニュースも記憶に新しい『ソニービル』は、今年で開館50周年を迎えたばかり。しかし、今回の「SONY」の発表は、決して会社の後退ではない。「SONY」はこの節目の年に企業価値を見直すべく、“New Story, New Sony.”をコンセプトに「GINZA SONY PARK PROJECT」を始動。2018年からの2年間、『ソニービル』を解体した跡地は「銀座ソニーパーク」となり、地上部を開放する一方で、地下には「SONY」の先端技術やパッションを体感できるスペースを設置。また、2022年には新たな『ソニービル』が誕生し、2年間のパークでの経験を活かした自由で開放的なコンセプトを受け継ぎながら、より刺激的に生まれ変わる予定だ。
『ソニービル』の営業は、2017年3月末に一時終了。「GINZA SONY PARK PROJECT」の今後の展望はもちろんだが、新プロジェクトがテナントへ与える影響も気になるところだ。