Essentials: パフ・ダディ

25年間の間、さまざまな視線から音楽界に影響を与えてきた音楽プロデューサーのSean Combs（ショーン・コムズ）、通称“Puff Daddy（パフ・ダディ）”。まず“Biggie”ことThe Notorious B.I.G（ザ・ノトーリアス B.I.G）と契約を組み、90年代の前半に「Bad Boy Records」社を設立してからというもの、Usher（アッシャー）をはじめ、TLC（ティーエルシー）、Mase（メイズ）など、グラミー賞やVMAなどを数々と受賞するビッグネームを抱える大物プロデューサーとして有名になった。それから彼の活躍は音楽界に留まらず、1998年には自身のファッションブランド〈Sean John（ショーン・ジョン）〉を設立。2004年には“CFDA award”のメンズウェアデザイナー賞を受賞するなど、ファッション界からも注目される存在となった。後々に現在も多くから愛されるウォッカブランド〈Ciroc（シロック）〉を製作したり、Jonah Hill（ジョナ・ヒル）主演映画『Get Him to the Greek』や、Kevin Costner（ケヴィン・コスナー）主演映画『Draft Day』などに出演し、俳優としても才能を伸ばしたのであった。

そして『HYPEBEAST』の人気企画“Essentials”で我々は多彩なPuff Daddyに必要不可欠なアイテムを見せてもらい、今回登場するアイテムは彼が今まで積み重ねてきたキャリアや成功を表すものであった。額に飾られた『Ready to Die』のアルバムはプロデューサーとして初期の作品であり、Biggieとの友情も印すアイテム。それを囲むレザースタジャン、ヤンキースのキャップ、〈Sean John〉のベロアパーカー、そして元々ホワイトのソールをブラックに染めた〈Maison Margiela（メゾン・マルジェラ）〉のスニーカーは、彼のシグネチャーともなる“All black everything”スタイルを完成させる。アクセサリー類は自身のブランドによる、新フレグランス“Sean John”をはじめ、〈Ray-ban（レイバン）〉のサングラス、〈Rolex〉の「Day-Date“Presidential”」時計、そして彼に一段と“ボス感”をプラスしてくれる「DeLeon」テキーラと葉巻でまとめた。