現代美術家 松山智一がゆずの25周年記念アリーナツアーのステージアートビジュアルを担当

アメリカ・ニューヨークを拠点に世界各地で活躍する現代美術家 松山智一が、人気アーティスト ゆずのデビュー25周年記念アリーナツアー “YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE -ALWAYS with you-”のステージアートビジュアルを手掛けていることが明らかになった。

松山氏は今年、デビュー25周年を迎えるゆずとのコラボレーションを発表し、彼らが3月23日（水）にリリースした16作目のオリジナルアルバム『PEOPLE』のアートワークを担当している。本作ではタイトルの“PEOPLE”をテーマに、松山氏が自身の代表的なシリーズ “Fictional Landscape”の新作という位置付けで、ゼロから作品を制作。完成した作品 “People With People”は、作家がこれまで日本で発表した作品のなかでは最大の規模を誇る縦2.1m × 横4.3mの大作となっており、そのままアルバムのメインビジュアルとして採用された。彼はゆずとのコラボレーションについて、以下のようなコメントを発表。「僕は芸術家としてNYを拠点に世界各都市で作品を発表しています。そこには作品を通して鑑賞者とのコミュニケーションがありますが、ゆずさんは言語を使ったダイレクトなコミュニケーションを長年されています。目的は同じでも手段は全く異なる、そこに惹かれました。フィールドは違っても、自ら創造、表現、発信し続ける人同士は共鳴しあい、刺激を与え合うことができると考えています。25年間表現を磨き続けてこられたお二人が生み出す作品と、僕の作品が混然一体となりどのような世界になるのか楽しみです」

そして去る3月26日（土）、ゆずの全国アリーナツアーが『さいたまスーパーアリーナ』で開幕。今回はアルバム『PEOPLE』を引っさげてのツアーであることから、ステージアートビジュアルも松山氏が全面的に担当することに。ツアー初日には、松山氏が今回のために制作したという全長12mの巨大オブジェ “Mother Other（マザー・アザー）”がお披露目された。メインステージ中央にそびえたつ“Mother Other”を筆頭に、ステージ両脇にも松山氏の作品が鎮座し、後方のスクリーンには『PEOPLE』の世界観と連動する映像が映し出されており、観客を圧倒する壮大な空間が現出。フォトグラファー RKによって撮影された臨場感溢れるライブ写真を、上のスクロールから堪能してほしい。松山氏は、これらの制作意図について「私たちは他者を通して自己を知る。そして自らが成長することで、違いを認め合うことができる。他者に対しても、そして自分に対しても寛容な世界に私たちは希望を見るのだと思います。混沌とした今だからこそ、人との繋がりが希望に繋がるように願います」と語った。

なお、松山氏は今年6月に発売予定のゆずの17作目のオリジナルアルバム『SEEDS』のアートワークも引き続き手掛けることが決定している。両者の一連のコラボレーションは、従来までのミュージシャンと芸術家による協働の枠を越え、人の創造力の新たな可能性を提示してくれた。今回のツアーやアルバムを通して、音楽とアートのコラボレーションは次のステージへと発展し、今後もさらなる化学反応が起きることを期待したい。

ゆずのアリーナツアー “YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE -ALWAYS with you-”は、全国10カ所24公演を開催予定。ぜひ会場に足を運び、両者が生み出すポジティブなバイブレーションに溢れた空間を体験してほしい。ツアーの詳細については、こちらからご確認を。

YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE -ALWAYS with you- 全日程
3月26日（土）さいたまスーパーアリーナ
3月27日（日）さいたまスーパーアリーナ
4月13日（水）大阪城ホール
4月14日（木）大阪城ホール
4月19日（火）日本ガイシホール
4月20日（水）日本ガイシホール
5月7日（土）宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
5月8日（日）宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
5月14日（土）広島グリーンアリーナ
5月15日（日）広島グリーンアリーナ
5月21日（土）北海きたえーる
5月22日（日）北海きたえーる
5月28日（土）大阪城ホール
5月29日（日）大阪城ホール
6月4日（土）サンドーム福井
6月5日（日）サンドーム福井
6月8日（水）ぴあアリーナMM
6月9日（木）ぴあアリーナMM
6月11日（土）ぴあアリーナMM
6月12日（日）ぴあアリーナMM
7月2日（土）静岡 エコパアリーナ
7月3日（日）静岡 エコパアリーナ
8月2日（火）横浜アリーナ
8月3日（水）横浜アリーナ