アーセナルが世界最古のカップ戦を制するも主将が優勝セレモニーでトロフィーを落とす

「彼にはもっとトロフィーを扱ってもらう経験が必要だね。われわれがそれに慣れさせていくよ」 by 監督

スポーツ
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先日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による約3カ月の中断があったものの無事に全試合を終えたイングランド・プレミアリーグ。同リーグと合わせてイングランドに住む人々をもっとも熱狂させるカップ戦「FA Cup(FAカップ)」の決勝戦が8月1日(現地時間)に行われ、アーセナルが史上最多となる14度目の優勝を果たした。

「FA Cup」を知らない人のために補足すると、「FA(イングランド・フットボール協会)」に登録しているクラブであればプロ・アマ関係なく参加可能な1871年から開催されている世界最古のカップ戦で、今年はイングランド全土から736チームがエントリー。同カップの最大の特徴といえば、ホーム & アウェー方式をとらない一発勝負という点であり、どちらのホームで試合を行うかは抽選によって決定するために波乱が起きやすく、1部(プレミアリーグ)のクラブが5部(イングランドは4部までがプロリーグ)に喰われるようなジャイアント・キリング(番狂わせ)が頻繁に起きることで知られている。

今シーズンの「FA Cup」の決勝には、アーセナルとチェルシーというロンドンに拠点を置くプレミアリーグの2チームが順当に勝ち上がり、アーセナルは2017年以来史上最多となる14度目の優勝を、チェルシーは2018年以来9度目の優勝をかけた戦いに。このカードは同カップ戦の決勝カードとして最多となる3度目で、結果は主将 Pierre-Emerick Aubameyang(ピエール=エメリク・オーバメヤン)の2ゴールでアーセナルが2-1と優勝を決めた。しかし試合後、歓喜に沸くピッチ上で華々しい活躍を見せた主将による事件が発生。

Aubameyangが優勝セレモニーでトロフィーを掲げようとした瞬間、あろうことか手を滑らせトロフィーをピッチに落としてしまったのだ。突然のアクシデントにチームメイトのAlexandre Lacazette(アレクサンドル・ラカゼット)らは頭を抱えるも破損は避けられたようで、すぐに気を取り直しトロフィーを掲げ盛大に祝福した。

Aubameyangはこれまで何度かリーグやカップ戦で優勝を経験してきたが、主将としてのタイトル獲得は今回が初めて。この“トロフィー落下事件”についてアーセナルのMikel Arteta(ミケル・アルテタ)監督は「彼にはもっとトロフィーを扱ってもらう経験が必要だね。われわれがそれに慣れさせていくよ」と粋なコメントを残している。

ちなみに先月の「Russian Cup(ロシアカップ)」でも“トロフィー落下事件”が発生しており、こちらはトロフィーがガラス製だったために粉々となり、選手たちがかけらを拾い集める悲しきシーンが放送され話題となっていた。

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