米電気自動車メーカー Tesla の株価が史上最高額に
世間を騒がせた”420”ドルを突破
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2019年の終わりを迎え「Tesla(テスラ)」の株価が史上最高額に達した。
2019年12月23日(現地時間)、「Tesla」の株価は1株あたり420ドルを突破。上海の工場向けに中国の銀行団からおよそ1,600億円の融資を受けたことが背景となっているようだ。ちなみに、この420ドルというのは、同社CEOのElon Musk(イーロン・マスク)が昨年、株式非公開化計画を打ち出した際に示された買取予定価格。当時、同氏はTwitterにて「1株420ドルでテスラを買い戻そうと考えている。資金は準備できている」とコメントし、”420”が大麻の隠語であるとして証券当局から罰金を科され、さらには同社の会長から退任することとなった。
「Tesla」はピックアップトラック型電気自動車 Cybertruck(サイバートラック)の発表、そして同車の窓ガラス破損事件を受けて株価が急落。また、今年の第1四半期決算では7億ドルの大幅赤字を記録するものの、第三四半期には予想に反して1億4,300万ドルの純利益を上げ、株価も急騰するなど、同社にとって激動の1年となったようだ。ただしアナリストの予想によると、2019年は赤字の計上が見込まれている。
「Tesla」の鍵を体内に埋め込んだ強者はチェック済み?