#followmeto で話題の Murad Osmann が Instagram ビジネスをレクチャー

昨今、ソーシャルメディアの発展によりブログを投稿するファッションアイコンが激減している。特にInstagramは今の時代感にマッチしているようで、スマホブロガーたちは分刻みでスナップショットを投稿し、

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昨今、ソーシャルメディアの発展によりブログを投稿するファッションアイコンが激減している。特にInstagramは今の時代感にマッチしているようで、スマホブロガーたちは分刻みでスナップショットを投稿し、フォロワーへ向けて常にコンテンツを生み出している。日本でもお馴染みとなっているが、ブログで商品を紹介する対価として報酬を支払うシステムが少しずつ変化している。手軽さ故に更新頻度のたかいSNSではブログと比べブロガーをより身近に感じることができる。フォロワーとしてはプライベート感の高いInstagramの写真一枚の方がブログの露骨なタイアップ感よりも信憑性を感じるのは当然のことと思う。ビーチやカウチで友人たちとポーズを撮ってもらったブロガーに水着ブランドが多額の報酬を支払うことはよくあること。専門家はブロガー、インフルエンサーのInstagramへの投稿に対する報酬としてブランドや企業より年間10億ドル以上が支払われていると分析する。

そのシステムから利益を享受しているユーザーの一人が「Murad Osamnn(ムラド・オスマン)」だ。彼は、 #followmeto プロジェクトのためにエキゾチックな地へ旅を続けているモスクワを拠点とするフォトグラファーであり、クリエイターだ。そのシリーズは魅力的な恋人「Natalia Zakharova(ナタリア・ザカロヴァ)」の背中を写しており、オスマンは彼女の手に導かれているというのがお決まりのポーズ。バルセロナへの旅行中、オスマンが常に写真を撮っていることにナタリアがイライラしていたときに、#followmetoは思いがけず始まったという。最初のスナップはグラフィティで覆われた通路で彼女に前へ引っ張られたときに撮られたものだ。この一枚の写真が出発点となって、数えきれないほどのグローバルアドベンチャーを行い、今では観光局やアート・バーゼルのようなアート業界からも賛同を得られるようになった。200万人を越えるInstagramのフォロワーを持つ彼のアカウントは、ターゲットに訴求したいラグジュアリーなブランドをはじめ様々な業界から引く手数多となっている。今回、「ソーシャルメディアアーティスト」の先駆者として、ソーシャルメディアを盛り上げる方法や、ブランドとのコラボレーションに対する姿勢を伺った。


#followmeto で話題の Murad Osmann が Instagram ビジネスをレクチャー


あなたのバックグランドは?フォトグラファーとして教育を受けたことが?

僕はモスクワ出身でモスクワの学校を卒業してから、ケンブリッジに留学して土木工学を学んだ。ロンドンでの日々を経て、モスクワに戻ってから2年間写真を勉強して、トレーニングを終えたんだ。

いつも旅行に夢中?

僕はいつも旅をしたかったんだ。タイムラインを見ているといつも旅をしているように見えてるよね。でも実際、ナタリアと僕は週末にだけ旅をしているんだ。だから例えば金曜日に飛んで、火曜日に戻ってくるといった感じでね。Instagramで#followmetoの投稿がある度に世界中を旅しているように見えるかもしれないけど、実際のところ、僕はモスクワでフルタイムで仕事をしているんだよ。友だちと僕とで制作会社をやっている。コマーシャルやミュージックビデオを制作していて、長編映画デビュー作を初めて撮ったばかりなんだ。

フルタイムの仕事と#followmetoプロジェクトとどうやってバランスを?

モスクワから大抵どこに旅するのでも、ボリューム感あるハイキングみたいなものなんだ。僕らの仕事は年に1~2週間の旅行を何回かさせてくれるゆとりがある。1月には9日間の休暇にインドを選んだ。その他は、2~3日で近場を選ばなければならない。でもバケーションや日焼け、スパなどに行くのとは違うんだ。しかも手の込んだ写真を撮っている時間はない。このシリーズで僕が撮った最初の写真はバルセロナで、2011年にナタリアが僕の出張に付いてきたときだ。この企画がどれだけ雪だるま式に増えていったかを考えるとおかしいね。

制作やマルチメディアでフルタイムの仕事をしているけど、このInstagramビジネスを始めたきっかけは?

ビジネスということではなかったけど、僕は常に戦略というものを考えている。Instagramを使うということは、どの投稿も気がきいていなければならない。投稿にただコマーシャルをあふれさせてしまうわけにはいかない。一度や二度やって、それでおしまい。僕らは#followmetoをただのInstagramのアカウント以上のもっと大きいものに仕立て上げたんだ。そして本をつくった。僕らはあらゆるコラボレーションも事業として提案している。例えば、#followmetoをTVコマーシャルのコンセプトで販売したりね。


#followmeto で話題の Murad Osmann が Instagram ビジネスをレクチャー


なぜ商業的なブランドはソーシャルメディアのインフルエンサーを新しい広告の業態として注目しているのでしょう?

以前はブランドはTVコマーシャルに多くのお金をかけてきた。今はインターネットが資金を獲得し始めている。彼らはインターネットにより多くの予算を移している。というのも、その方が視聴者とずっと早くつながることが可能だから。いま、ここで。典型的なコマーシャルの企画は何かつくられるのを見るまでに1年間かかることになる。でもここではブランドと何かをつくったら、その反応は瞬時に得られるんだ。

それから僕は自分のフォロワーたちと心からの関係を築けている。ある街にいて、撮影にベストなロケーションについてアドバイスがほしいとき、Instagramをやっている人たちに聞いてみるんだ。偽物でない関係性が人を惹き付ける要素だと僕は思うね。

最近ジュエリーブランドの〈Bochic〉と“Le Tour de Bochic”プロジェクトとしてバクー、イスタンブール、ペトラといったエキゾチックなロケーションで撮影した映像を見ました。どうやってコラボレーションの相手を選んでいるの?

どんなコラボレーションも#followmetoプロジェクトにパーフェクトに溶け込んだものとならなければならない。それは強制することはできない。あるブランドが関わるなら、それは完全に有機的に見えなければならない。僕らはただアートピースにタグ付けするのではなくて、アーティストを理解して関わろうとするブランドが見たいんだ。コラボレーションでは、双方がおもしろいと持っていて、関わり合うことが大事だ。だからこそ、それがコラボレーションと呼ばれて、支払いのある仕事ではないんだ。支払いのある仕事では、しなければならないことをして、お金を回収するだけだよ。

Instagramを利益を生む仕事として考えているユーザーに対して何か助言は?

ターゲットとなる視聴者に向けてより大きな露出ができる機会となるとき、ブランドはコラボレーションすることに前向きだ。自分のソーシャルメディアのアカウントに自信があるなら、恐れずにアイデアを代理店やブランドに売り込んでみたらいい。ナタリアと僕は今では観光局と仕事をすることが多くなって、その費用で旅行ができるようになったんだ。

#followmetoでの彼女の役割は?

彼女は多くのことを担当しているよ。まず、ロケーションを選ぶんだ。そしてアクセサリーや洋服など、撮影のスタイリングすべてを管理しているよ。彼女自身の描写について多くの提案をしてくれるし、クリエイティブなアイデアにも意見を言う。これは僕だけのプロジェクトじゃないんだ。僕だけではこれまでやってこれなかったと思うよ。彼女の貢献はより大きくなっていて、僕はただボタンを押すだけなんだよ。


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どんなカメラを?カメラの設定やフィルターを教えてくれませんか?

それはいろいろだよ。前は〈Canon〉を使っていたけど、今は〈Sony〉を使っている。
それは状況や撮影の内容次第だね。iPhoneで始めて、それを「Camera Plus」というアプリでリタッチしていた。それで僕はそのプリントの画質に満足がいかないことに気づいたんだ。iPhoneの写真ではクオリティの高いイメージをつくることは実際無理なんだ。ハイクオリティに見せるリタッチには3時間から4時間と、時間がずっとかかるんだ。時間がかかる長いプロセスだからうんざりするよ。

僕にとって、プロダクトをまずつくることにフォーカスしていて、もしフォロワーが付いてくるなら、それならそれでいい。自分の目的は、大きさが何であれ、成功につながるようなクオリティのあるプロダクトをつくること。フォロワーを得ることは目的にしていないんだ。

一夜で220万人ものフォロワーは得られません。どうやってそれだけのファンを?

いろいろな要素がそうさせてくれている。僕らは時間をかけて、影響力のあるインスタグラマーとコラボレーションして、インタビューも行なって、このプロジェクトを発展させてきた。デジタルアーティストの 「Robert Jahns(ロバート・ジョンズ)」とコラボレーションをしたよ。ナタリアをヨルダンで撮った写真に彼は風船を1組加えてくれた。当時彼には50万人のフォロワーがいた。コラボレーションを通して、そのコラボレーターの視聴者にも見せることができる。もしあなたの投稿が十分面白ければ、きっとフォローされるはず。

従来のメディアからの貢献も得なければいけない。たとえInstagramで人気があったとしても、目の前にいるグループ以上の人々に訴求できるわけではないからね。従来のメディアはバズを続けるために関わる必要があるんだ。そしてソーシャルメディアを越えて、常にプロジェクトをしたり、仕事をしなければならない。NBCのインタビューを受けたり、〈Michael Kors〉とのソーシャルなプロジェクトをしたりしたよ。ときには、Instagram以外のあらゆることにまずフォーカスしなければならない。そうやってフォロワーが付いてくるんだ。さっき言ったように、 当然良い投稿をしていなければならない。もしコラボレーターにアピールしたかったら、あなたのInstagramページはかっこよく見えてなくちゃね。

他のソーシャルメディアのプラットフォームでもアクティブに展開を?

他のソーシャルメディアのアカウントもあるけれど、みんな結局Instagramに戻ってくるんだ。自分にとって、Facebookのフォロワーを得るのは難しいんだけれど、Google+には140万人のフォロワーがいる。誰がこういったソーシャルメディアを使っているかということを実際理解しなければいけないよ。誰もGoogle+を使っていないと思っていたけれど、これはとてもアクティブみたいだよ。#followmetoの舞台裏を見せるためのもう一つのアカウントを始めようと思っているんだ。このプロジェクトの移動キッチン。それは僕らが目的地までどのようにたどり着いて、僕らの体験や宿泊しているホテル、ナタリーが着用しているブランドなどを見せられたら素敵だと思う。

なかにはあまりにもうまくいかなかったコラボレーションの企画も?

それは時と場合によるよ。一緒に仕事をするのにパーフェクトなブランドを見つける必要があるね。ソーシャルメディアのパワーを理解していないブランドもあるんだ。たまに仕組やあなたの仕事が視聴者とどう適切に関わるのかを説明する必要も出てくる。そしてただ瞬間的に成功するのではなくて、長期的に継続していくことを考えなければいけない。今すぐ人々の購買意欲につながるようなコマーシャルをつくることもできるし、あるいは人々にある感情を残させるようなコマーシャルをつくることもできる。僕にとって、後者の方がずっとパワフルだと思う。〈Nike〉のようなブランドはある感情をつくりだして、そのブランドが好きになるようにしている。コマーシャルを見てすぐにこのスニーカーを買う必要はないけれど、店舗に行ったら、「おお、あのかっこいい宣伝の」と思ってそのシューズを買っている。その瞬間には理解していないんだけど、時間を追ってリアクションが現われてくる。それがソーシャルメディアで起きていることなんだ。すぐに購入してしまうこともあれば、そうでないときもある。ブランドはどちらで訴求したいのかをまず理解しなければならない。

Murad Osmannの最新の活動は彼のInstagramにて更新中。 

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