JULIUS 2016 Fall/Winter コレクション

獣毛、皮膚、鱗、蹄を現代的な解釈で再構築

ファッション
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デザイナー「堀川達郎」が手がける〈JULIUS〉が、“beast;”と題した2016年秋冬コレクションを発表した。毎シーズン、コンセプチュアルなコレクションが海外でも高い評価を得ている同ブランドだが、今シーズンは、‘獣の持つ凶暴性’を主軸の概念とし、様々な獣 (生物体) の毛、皮膚、鱗、蹄を現代的な解釈で再構築したコレクションとなっている。縮絨のジャガード、経年変化した硬く朽ち果てた荒々しい獣毛、ニードルパンチ、ランダムな繊維の絡みによる不均一さを野生として呼吸し生きている皮膚に見立てている。また、レザーの表面に対し鋭角に切れ目を入れて繊維を逆立てたカッティングレザーは,霧に擬態化する獣の皮膚に見立て、硬度が高くしなやかさを併せ持つ、鈍く光るジェラルミンのプレートは進化の過程においての硬化した鱗を表現。生物体の美しく凶暴なアイデンティティーと同じく、不同であり時代を生き延びる為の必然的な進化を表現したという。現代社会でサバイブする人間を獣に重ね合わせたエクスペリメンタルなコレクションとなった。

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