デザイナーの中村ヒロキが手がける〈visvim(ビズビム)〉と、そのレディースライン〈WMV(ダブリューエムブイ)〉は2016年に、時間とコストのカットを優先させるのではなく、伝統的なクラフトマンシップへのリスペクト、細部への強烈な注力の両方を強調した、アメリカのノスタルジックウエアの継続的なイメージをもってヒットした。〈visvim〉は以前、ランウェイを用いたプレゼンテーションは行なっていなかったが、2017年春夏シーズン、「Pitti Uomo(ピッティウォモ)」のために実施。また、そのプレゼンテーションと同時に、大量のコレクションを展示した特別なアーカイブエキシビションを開催。記念すべき15周年を祝った。