世界的ジャズフォトグラファー 中平穂積の初となる追悼回顧展がパリと東京で同時開催
ジョン・コルトレーンやマイルス・デイヴィスらを捉えた名作群を一堂に公開
世界的ジャズフォトグラファー・中平穂積の初となる追悼回顧展 “THE TRAJECTORY OF JAZZ ― Jazzの軌跡 ―”が、2026年8月25日(火)よりフランス・パリと東京の二都市で同時開催される。
2024年12月に88歳で逝去した中平穂積は、1961年のアート・ブレイキー(Art Blakey)初来日公演を皮切りに、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)、ビル・エヴァンス(Bill Evans)、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)ら、数多くのジャズレジェンドを40年以上にわたり撮影してきた、日本を代表するジャズフォトグラファー。また、新宿の伝説的ジャズ喫茶『DIG』『DUG』のオーナーとしても知られ、日本のジャズカルチャーを支え続けた人物でもある。
“THE TRAJECTORY OF JAZZ ― Jazzの軌跡 ―”は、中平の功績を顕彰するとともに、その作品を記録写真に留まらない現代アートとして再評価することを目的とした初の大規模回顧展。パリ会場は、30以上の展示空間を展開するアートネットワーク『Galerie Joseph(ギャラリー・ジョセフ)』の協力のもと開催され、国際的なアート&カルチャーマガジン『ACUMEN』などを通じて、ジャズ写真の芸術的価値を世界へ発信する。
二都市同時開催となる本展では、それぞれ異なるロケーションが展示コンセプトを象徴。パリ市内の『Galerie Joseph』は現代都市のエネルギーを表す「動」の空間として、東京会場には江戸から続く歴史的文化遺産である浜離宮恩賜庭園内『芳梅亭』を舞台に、日本文化の精神性を映し出す「静」の空間を構築。対照的な環境のなかで、中平が写し出したジャズの躍動と静謐を表現する。また、中平は生前、写真家 アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)を深く敬愛し、フランスでの展示を長年の夢としていたことでも知られる。本展はその思いを受け継ぎ、ブレッソンが活動したパリと、自身の創作の拠点だった東京を結ぶ文化プロジェクトとしての側面も持つ。
展示作品には、現在では極めて希少となった当時のシルバーゼラチンプリントを使用。中平の写真は販売を目的とせず、現存するプリント数が非常に少ない。さらに、2014年に印画紙(モノクロ)の改定により純国調の色味が変わって以降、現在に至るまで写真プリントを一切行っていないため、今回はオリジナルプリントをまとまって鑑賞できる貴重な機会となる。なお、2026年6月には、65年にわたり日本のジャズ文化を象徴してきたジャズ喫茶『DUG』がビルの解体に伴い閉店。本展は、中平穂積が遺したジャズの軌跡を振り返るとともに、その精神を次世代へ継承する新たな出発点として開催される。
THE TRAJECTORY OF JAZZ
Hozumi Nakadaira PHOTO EXHIBITION 2026 | PARIS & TOKYO【フランス展】
会期:2026年8月25日(火)~8月30日(日)
会場 : GALERIE JOSEPH
住所:5Rue Sainte Anastase
時間:11:00-18:00(現地時間)
(*最終日は17:00閉館)
観覧無料
問合せ窓口:
フランス + 33(0)1 4271 20 22(GALERIE JOSEPH)
日本 090-1936-8037(担当:田代)
Email:info@l-1gallery.com【日本展】
会期:2026年8月28日(金)~8月30日(日)
会場:浜離宮恩賜庭園(芳梅亭)
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1
時間:
8月28日(金)11:30-16:00
8月29日(土)10:00-16:00
8月30日(日)10:00-15:00
*観覧無料(但し浜離宮恩賜庭園 入園料一般300円別途)
問合せ窓口:090-1936-8037(担当:田代)
Email:info@l-1gallery.com
【Profile】
中平穂積(Hozumi Nakadaira)
1936年、和歌山県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。1961年、アート・ブレイキー初来日の撮影を機にジャズ写真家として歩み始め、半世紀以上にわたり世界のジャズ・ジャイアンツを撮影。同年にジャズ喫茶「DIG」、1967年には「DUG」を創設。1993年新宿コニカプラザで開催した写真展『ジャズの巨人たち』では入場者27,000人を記録。以後、毎年全国各地で写真展を開催。2013年和歌山県文化功労賞受賞。2024年12月、88歳で逝去。作品はレコードやCDジャケット、映画などにも数多く使用され、ジャズの時代を刻んだ写真は今なお世界中で高く評価されている。




















