STUDIO NICHOLSON 2027年春夏コレクション
映画『The Piano Teacher』や写真家 デュアン・マイケルズ(Duane Michals)の作品から着想を得た、ブランド初のランウェイコレクション
上質な生地選びを基軸に、ミニマルで機能的なワードローブを作り上げる英国ブランド〈STUDIO NICHOLSON(スタジオ ニコルソン)〉が、2027年春夏コレクションをパリにて発表した。
ブランド創設から16年にわたりルックブックを中心にコレクションを発表してきた〈STUDIO NICHOLSON〉だが、今季は初となるランウェイ形式でのショーを開催。創設者兼クリエイティブディレクターのニック・ウェイクマン(Nick Wakeman)は、衣服が動くことで初めて伝わるシルエットや素材感を表現するため、この形式を選択したという。ランウェイではブランドの美学である構築的なフォルムや上質な素材感、静かな存在感が、モデルたちの動きとともに立体的に映し出された。
今シーズンは映画『The Piano Teacher』や写真家 デュアン・マイケルズ(Duane Michals)の作品、さらにシャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)やイザベラ・ロッセリーニ(Isabella Rossellini)の洗練されたテーラリングからインスピレーションを得て制作。ブランドの新たなビジュアルも披露され、ポール・バーンズ(Paul Barnes)が手掛けたスラブセリフ書体 Antique No.6を採用している。
コレクションでは、ブランド創設以来掲げてきた「クラシックを磨き、アップデートし、完成させる」という哲学を継承。上質な素材使いと構築的なシルエット、快適な着心地を軸に、過度な演出を排したミニマルなスタイリングが印象的だった。
なかでもブランドを象徴するトラウザーは今季の主役となり、Sorteをボンデッドギャバジン仕様へとアップデートしたほか、日本製デニムを採用したユニセックスモデル Alwynを新たに展開。ウィメンズではシャープなシルエットのAlbanyや、プレス加工が特徴のAfton、メンズでは1980年代を想起させるゆとりあるシルエットのTaunton、ユーティリティディテールを取り入れたCessnaなど、多彩なトラウザーが登場した。
アウターウェアもブランドの核となるカテゴリーとして展開。ナッパレザーを使用したコンパクトなKendalジャケットや、独特なウォッシュ加工を施したCiaranファイヤーマンジャケットに加え、英国の老舗〈Mackintosh(マッキントッシュ)〉との協業による新作アウターも披露された。これらはピンストライプシャツやサファリシャツ、ボーダーカットソー、ミニマルなペンシルスカートといったワードローブの定番アイテムと組み合わせられ、ブランドらしい静かなエレガンスを演出している。
また、シューズやバッグなどアクセサリーカテゴリーも拡充。ウィメンズでは丸みを帯びたロングノーズを特徴とするRoxburyのキトゥンヒール、メンズではクロコダイル調レザーを用いたSalemトングサンダルや、キャンバス素材のCanaanエスパドリーユなどをラインアップ。バッグにはシボ感のあるレザー製バックパック Franklinが加わり、日常使いを意識した実用性と洗練されたデザインを兼ね備えたコレクションを完成させた。
ブランド:STUDIO NICHOLSON
シーズン:2027年春夏




















