Ralph Lauren 2027年春夏コレクション ── 日本の伝統クラフトで魅せるアメリカンラグジュアリー最前線
〈KUON〉&サシコギャルズとの協業による特別カプセルも登場
〈Ralph Lauren(ラルフ ローレン)〉が、イタリア・ミラノにて〈Ralph Lauren Purple Label(ラルフ ローレン パープル レーベル)〉および〈Polo Ralph Lauren(ポロ ラルフ ローレン)〉の2027年春夏メンズコレクションを発表した。
今回のショーは、“冒険の旅”をテーマに構成。紳士的なアスリートたちの気負わないエレガンスや伝統的なカレッジスタイルを出発点に、アメリカンクラシックを現代的な視点で再解釈したルックがランウェイを彩った。
ラルフ ローレンは今回のコレクションについて、「創造性、競争心、そしてパーソナルスタイルの表現を追求しながら生きる男性たちへのオマージュ」と説明。映画のようなストーリーテリングを通して、旅先で出会う文化やクラフツマンシップを表現したという。
まず〈Purple Label〉は、“アメリカンラグジュアリー”をテーマに3つの章で構成。冒頭では、ニュートラルカラーやインディゴを基調としたシルク混スーツ、バンドカラーシャツ、ユーティリティアウターが登場し、洗練されたリラックススタイルを提案した。続くチャプターでは、マホガニー製スピードボートに着想を得たアールデコ調のモチーフを採用。スポーティなアウターやレザーアイテム、軽やかなリネン素材を用いたテーラリングが展開される。さらに、幾何学柄を配したイブニングウェアやリラックスフィットのタキシードも披露され、クラシックなメンズウェアに新たな表情を与えた。
コレクションのハイライトとなったのは、日本のデザインハウス〈KUON(クオン)〉との協業による限定カプセルコレクションだ。イタリアと日本の伝統的なテキスタイルやテーラリング技術を融合し、岩手県大槌町を拠点に活動するサシコギャルズによる刺し子を取り入れた特別なアイテムを展開。両国のクラフトマンシップを横断する、今回のテーマを象徴するラインアップとなった。
一方、ショーのラストを飾った〈Polo Ralph Lauren〉は、ブランドの代名詞であるプレッピースタイルをアップデート。アウトドアパフォーマンスウェアの要素を取り入れながら、鮮やかなカラーパレットや伝統的なインド製マドラスチェックを採用した。スリーピーススーツやエドワード朝時代を思わせるネックウェアに加え、パッチワークや手刺繍を施したシャツ、ヴィンテージ風バーシティジャケットなども登場。クラシックなカレッジスタイルにクラフト感と遊び心を加えた、次世代のアメリカンプレップを提示した。
アメリカンヘリテージを軸にしながらも、日本の伝統技法や職人技を取り込んだ今回のコレクションは、〈Ralph Lauren〉が長年掲げてきた「クラシックの境界を押し広げる」という哲学を改めて示す内容となった。
ブランド:Ralph Lauren
シーズン:2027年春夏



















