Google Maps と Roc Nation が案内する、ジェイ・Z のキャリアを築いたニューヨーク聖地マップ
30年にわたるジェイ・Zとニューヨークの物語をたどる
「Roc Nation」が『Google Maps』とタッグを組み、ジェイ・Z(JAY-Z)30周年アニバーサリー企画の一環としてロケーションリストを公開。ジェイ・Zを形作ってきたニューヨークのスポットにピンを立て、スタジオアルバム『Reasonable Doubt』と、その後30年におよぶキャリアの軌跡をマッピングしている。マンハッタンとブルックリン全域のレコーディングスタジオやライブ会場、ナイトライフの名所、そしてパーソナルなゆかりの地までをカバーし、ナビアプリをヒップホップ史上もっとも記録されてきたキャリアの“地理的アーカイブ”へと変えている。
スタジオ編では、ジェイ・Zがレコーディングレガシーを築いてきたロケーションが並ぶ。『Jungle City』、『Manhattan Center Studios』、『D&D Studios』、『The Hit Factory』といったスポットが名を連ね、これはインディペンデント時代の『Reasonable Doubt』期から、その後のメジャーレーベル体制までを貫くラインアップになっている。なかでも『The Hit Factory』は、1990年代を代表する数々のアルバムのセッションを受け持ってきた、ニューヨーク録音史における重要なスタジオだ。
リストに含まれるコンサート会場は、そのスケールアップの軌跡をなぞるようなラインアップだ。『Madison Square Garden』と『Yankee Stadium』は、ニューヨークにおける最大級のステージを象徴し、後者はこの7月に行われたジェイ・Z 30周年アニバーサリー公演の舞台にもなった。『Webster Hall』や『Radio City Music Hall』といった会場は、クラブからスタジアム級へと成長していく過程での、より初期で親密なライブの瞬間を刻んでいる。
ナイトライフの項目は、また別の角度からカルチャーの“濃さ”を浮かび上がらせる。ピート・ガティアン(Pete Gatien)が手がけ、日曜夜のパーティーで90年代ラップカルチャーの象徴となったNYCの名クラブ『The Tunnel』と、その時代のナイトライフを象徴する近隣スポット『Pier 61』が並んでピックアップされており、これらの場所が、ジェイ・Zを当時のニューヨークのシーンのど真ん中に刻み込み、同時にそのスタイルを形作ったことを物語っている。
このリストのなかでもとりわけパーソナルなスポットは、同時に彼の物語の“始まり”をつくった存在でもある。ジェイ・Zが育ったブルックリンの『Marcy Houses』の『Building 1』は、彼のすべてのストーリーが始まる地点としてマップに刻まれている。一方、2003年に立ち上げたスポーツバー兼ラウンジ『The 40/40 Club』は、アーティストがホスピタリティビジネスの起業家へと踏み出した“もう一方の起点”だ。その2点を結ぶあいだに広がる『Google Maps』上のリストは、観光ガイドというよりも、ピンで綴られた1冊の伝記のように読める。
フルリストは『Google Maps』からチェックしてみてほしい。




















