Street Style : 楽天ファッション・ウィーク東京 2026年秋冬
東京特有のファッション文脈を色濃く反映
3月16日(月)〜3月21日(土)の期間で開催された「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W(楽天ファッション・ウィーク東京 2026秋冬)」。「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026(ファッションプライズオブトーキョー)」を受賞したデザイナー 寺田典夫の手掛ける〈YOKE(ヨーク)〉のランウェイショーからスタートし、⼭近和也の手がける〈ANCELLM(アンセルム)〉、38年の歴史を誇る〈ZUCCa(ズッカ)〉、さらに初のランウェイショーを実施した〈ANTHEM A(アンセム A)など、多彩なブランドがラインアップし、話題に事欠かない1週間となった。本稿では、そんな熱気に包まれたコレクション会場の様子に加え、東京の街に集結したファッショニスタたちが見せた最新ストリートスタイルをチェックしていく。
今季のストリートスタイルを特徴づけているのは、緻密に構築されたレイヤリングと、実用性を軸に据えたアウターウェア、そしてハイファッションとストリートウェアの境界を軽やかに横断するスタイリングだ。特に、厚手のデニムによるジップアップジャケットやテクニカルなアウターを基調に、チェック柄やファーといった異素材を掛け合わせることで、視覚的な奥行きとコントラストを生み出すルックが多く見受けられた。
また、ディテールにおいては、ダメージ加工や切りっぱなしの裾、アシンメトリーな構造といったラフで反骨的な要素が台頭。解体的なアプローチを取り入れたピースが、高級ブランドのアイテムや機能性に優れたアウトドアウェアと自然に組み合わされることで、荒々しさと洗練が共存する独自のバランスを形成している。こうしたスタイルは、パンク的なストリートの精神性とハイエンドなテーラリングをシームレスに融合させる、東京特有のファッション文脈を色濃く反映したものと言えるだろう。機能性と審美性を両立させながら、既成概念を更新していくその姿勢は、今シーズンも健在だ。
東京の最新ストリートスタイルは、上記のフォトギャラリーでチェックしよう。





















