MATSUFUJI 2026年秋冬コレクション
今季のテーマは“DIGNITY”
デザイナー 松藤勉の手がける〈MATSUFUJI(マツフジ)〉が、「Rakuten Fashion Week TOKYO(楽天ファッション・ウィーク東京)」にて2026年秋冬コレクションを発表した。
今季のテーマは“DIGNITY”。インスピレーション源として掲げたのは、フィンランドの映画監督 アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)による“労働者三部作”(『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』)。社会の周縁に生きる人々の静かな日常や、単調な労働のなかに宿る尊厳と希望といったテーマを、衣服を通して再解釈している。
本コレクションでは、ワークウェアを基盤に据えながら、精緻なテーラリングを融合。ジャケットの背面にはアクションプリーツを配し、機能性をさりげなく引用すると同時に、裏地や芯地にはコットンや毛芯といった天然素材を採用。衣服の内部構造にまで誠実な姿勢を宿らせた。また、清掃員や労働者の装いから着想を得たスタイリングも特徴的だ。ヌバック加工を施したレザーワークジャケットは、工場や作業場を想起させるマットな質感に仕上げられ、ジャンプスーツには外側にラフなテクスチャー、内側にエレガントな素材を配することで、労働の現実と内に秘めた気高さのコントラストを表現している。ブラックやネイビー、ベージュを中心とした抑制的なカラーパレットに差し込まれるホワイトが、日常のなかに宿るささやかな希望を象徴している。
ブランド:MATSUFUJI
シーズン:2026年秋冬
























