2026年秋冬楽天ファッション・ウィーク東京におけるフットウェアのトレンドをチェック
足元から読み取る、東京の前線
3月16日(月)〜3月21日(土)の期間で開催された「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W(楽天ファッション・ウィーク東京 2026秋冬)」。ストリートスタイルは単なる来場者の装いを超え、いま世界的に注目を集めるアグレッシブなフットウェアの巨大なランウェイとして機能していた。
今季も引き続き、チャンキーで誇張されたプロポーションは東京の足元を象徴する重要な要素となっている。日本発のフットウェアレーベル〈Grounds(グラウンズ)〉による厚底のデザインや、〈Balenciaga(バレンシアガ)〉の無骨なトレーナーが、その流れを力強く牽引。都市全体に、重厚かつ大胆なシルエットが浸透していた。
一方で、ブランド同士のコラボレーションによるランニングシューズや、テクニカルなアプローチを取り入れたモデルも数多く見受けられた。中でも注目を集めていたのが、『Kith(キス)』x〈On(オン)〉のコラボレーションモデルだ。ロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)によるライフスタイル的視点と、スイス発の高機能パフォーマンステクノロジーが融合したモデルは、今季の東京ファッションウィークにて特に注目の1足でもあった。
〈Grounds〉の“Moopie”や“Orca Black Gray”といったインパクトの強いモデルは依然として高い支持を獲得し、ストリートで圧倒的な存在感を発揮。また〈Balenciaga〉も“Triple S.2”や“Cargo”といったアップデートモデルを通じて、ラグジュアリーストリートにおける優位性を維持している。その一方で〈Nike(ナイキ)〉は、ヘリテージと現代的感性を巧みに横断。レトロな存在感を放つAir More Uptempo 96の“Black Laser Crimson”や、Air Max 97といったクラシックモデルが多く見られたほか、〈PEACEMINUSONE(ピースマイナスワン)〉x〈Nike〉Air Force 1 Lowや〈Jacquemus(ジャックムス)〉x〈Nike〉Moon Shoe SPなど、コラボモデルも豊富に登場し、ブランドの多層的な魅力を印象づけた。
さらに、テクニカルランナーの領域では〈ASICS(アシックス)〉x「HAL STUDIOS®(ハル スタジオ)」のGEL-NYC 2.0 SSHSや、〈Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)〉x〈adidas(アディダス)〉によるY-3 Reguが存在感を発揮。機能性と美学を兼ね備えたデザインは、東京特有のミニマルかつ未来的なスタイルと強く共鳴していた。
2026年秋冬東京ファッションウィークでは、エクストリームなプロポーション、ヘリテージの再解釈、そしてハイテクコラボレーションが交差。このハイブリッドな流れは、2026年のスニーカーマーケットを牽引する中核となるだろう。ストリートから生まれる熱量は、今後も世界のファッションシーンに確かな影響を与え続けていくはずだ。























